2024年12月18日 第263回 東京六稜倶楽部講演会
●講師: 野村 良太(のむら りょうた)さん 125期
●肩書き:山岳ガイド、登山家
●講演タイトル:
「北海道分水嶺縦断とヒマラヤ登山」
●講演要旨:
アウトドアとは無縁だった北野高校野球部時代の思い出から、北海道大学ワンダーフォーゲル部に入って登山にのめりこむまで、そして卒業後に挑戦した冒険の全容をお話させていただきます。
いまの僕は、18歳のあの日の僕には想像もつかない活動をしています。その原点は何だったのか、なぜいまも過酷な登山に挑み続けているのか。登山とは、必ずしも楽しい瞬間ばかりではありません。むしろ苦しい時間ばかりです。それでも僕はこれからも登山を続けることでしょう。
やりたいことをやりたいように続けたい。不器用な僕の生き様の、その一端を感じていただければ幸いです。
●略歴(プロフィール):
・1994年生まれの30歳。大阪府豊中市出身。府立北野高校125期。北海道大学水産学部卒業。同大ワンダーフォーゲル部62代主将。
・2022年2~4月に宗谷岬から襟裳岬までの670km「北海道分水嶺縦断」を63日間で単独踏破。NHK総合にて挑戦を追ったドキュメンタリー番組「白銀の大縦走〜北海道分水嶺ルート670キロ」地上波全国放送。
・史上初の功績が評価され「第27回植村直己冒険賞」「日本山岳・スポーツクライミング協会山岳奨励賞」受賞。
・2023年春、ヒマラヤ未踏峰遠征。
・2024年秋、マナスル(8163m)遠征。
・2024年10月には自身初の著書『「幸せ」を背負って 積雪期単独北海道分水嶺縦断記』(山と渓谷社)を上梓