●講師: 中田 登志之(なかた としゆき)さん 88期
●肩書き:個人事業(PhysSys)主、東京大学名誉教授
●講演タイトル:
「私が取り組んでいた(いる)研究 並列処理とAI 今後-後者ですごい世の中になりそう・・・」
●講演要旨:
講演者が40年間研究開発してきた並列処理とスーパーコンピューターの関連技術について紹介する。並列処理は当初はニッチな技術と考えられていたが、現在はmainstreamの技術として捉えられている。特に最近はエヌビディアのGPGPUが普及しており、ますます利用が活発になってきている。また現在並列処理を用いたシステムが盛んに利用されている音声認識や画像認識、さらにChatGPTや画像生成分野などの応用やロボット関連の技術に関して人工知能分野でどのような革命的なことが起きているかについて紹介し、今後の私共の生活にどのような影響があるかについて紹介する。
●略歴(プロフィール):
大学 京都大学工学部情報工学科
・1979-1985 (学部4年生から博士後期課程3年生まで)萩原研究室で並列処理の研究に従事
1985-2015年 NECの研究所で主に並列処理アーキテクチャの研究に従事
・1985-2000 並列計算機 Cenju (HalIII)とPCクラスタ
・2001-2005 ネットワーク処理,分散処理 (Business Grid)
・2006-2015 マネジメント、技術企画、COCN/Jeita
・2015-2023 東京大学大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター兼コンピュータ科学専攻所属 並列処理と機械学習の適用について研究
・2023-2024 個人事業主 AI入門などの講義担当