アフリカの大地を緑に〜ジャカランタの花咲くジンバブエから【第10話】
北野に感謝(体育編)
ジンバブエ南部の村にて (今日はパーティー)
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海外では、健康も大切ですよ。だって、風邪ひいたって、注射針を使い回しするような田舎の国では、エイズが心配です。健康管理・体力維持は自分の責任なんですよ。当たり前ですが。
ここで、感謝しないといけないのが、北野の体育です。
ちょっと、話が変わるんですが、同窓諸兄が社会に出て「なに、あんた北野か。ガリ勉やってたんやろ。」と白眼視されたことありませんか。私も、実は、そういう経験があります。ここジンバブエでも。
その時の反論!「北野は勉強だけやおまへんで。1年の1学期には、縄跳び2重跳び、前100回、後ろ20回。水泳は2年の時に、バタ、平、クロール、バックを最低25mで、合計1000m。冬は淀川の堤防を10km走。」断郊は、手塚治虫の岩波新書『ぼくのマンガ人生』にも出てますよ。
ここまで言えば、「フーン、北野なあ。そんなんか。」と見方が変わります、大抵は(半分ぐらいかな)。
私の娘も、「お父さんの高校って、変わってる。」と敬遠されてしまいましたがね。
エジプト西部の砂漠にて (ラクダのキャラバン)
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で、海外で(いや国内でも)、健康維持しようと思うと、あの頃を思い出して、この3つの中から選択するというのはどうですか。私の場合は、カイロとカトマンズでは水泳で、ジンバブエでは縄跳びです。
カイロは50mプールのあるスポーツクラブがあって、週に1回は通ってました。水はナイルの水ですが、ちゃんと浄水してありましたよ。更衣室は、ドアが閉まらないし、ちょっと臭いがしたけど、門番のニイチャンにチップをはずめば、ちゃんと荷物を見ててくれました。
カトマンズのプールは25mで娘と一緒に。ただし、水は自家浄水(スポーツクラブが自前で塩素消毒)。
ジンバブエは、ちょっと街歩きできる雰囲気ではないので、家で縄跳びです。だいたい毎日30分。
海外ではありませんが、フルマラソンに挑戦したこともあります。時間は4時間以上かかりましたが、断郊に感謝しなくてはなりません。家内や娘にも、尊敬してもらえたし!?!?
ネパールにて (アンナプルナ山中の麦畑)
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大抵、海外でやるスポーツというと、ゴルフと相場が決まってる雰囲気があります。
海外勤務でゴルフ。これって、やっぱり怪しいと思われますよね。ジンバブエの私の職場の向かいが英国の統治時代から100年以上の歴史があるゴルフ場で、平日朝から、白人や地元の方がゴルフやってます。きっと、ジンバブエにはプロのゴルファーが多いのでしょう。うそです。
なんや海外まで来て、ゴルフしか選択肢がないんかいな。けど、北野の卒業生は、違いますよね。
北野でのスポーツ(体育の授業を含め)の経験は、自信とか経験とか基礎体力だけやないものがあると思います。水泳、縄跳びに断郊。なんかやってみようかと思うキッカケも、北野に感謝しなくてはなりません。そして、スポーツ用品店をちょっとのぞいてみようか、という雰囲気にさせるものがありました。
今は、高いものしか置いてませんが、淀屋橋の美津濃が北野生の行動範囲内にあったのも一因かも。
けど、マラソンシューズ1足2万円もするんです。よし、買った。それで、あの十三の淀川堤を思い出し、パートナーや娘・息子に、格好いいとこ見せるで、という気分になりませんか。
おなかも減っこんで、スタイルよくなりますよ。
この歳になると、怪我とかがありますからね、道具選びは大切です。では、足元注意で。
Last Update: Jun.23,2007