▲ピアノトリオ本番
|
皆様こんにちは。
7月というのにウィーンの気温は15度前後で、雨が多くじめじめした日が続いています。この天候の悪い中、先週末、2区のプラーター公園近くの家からウィーンの郊外13区のアパートに引越しました。郊外といっても、電車に15分乗れば中心地までいける便利な所で、それでも中心地とは全く違って緑に囲まれた静かな住宅地です。
実は、2003年にウィーンに来てはじめて住んだのもこの13区のアパートでした。ですが、その部屋は1階で日当たりが悪く湿気も多く、2005年の冬に肺炎になってしまったのです。それがきっかけで13区の環境を名残惜しく思いながらも2区に引越しました。前に住んでいた2区の家は綺麗で、大学も近く便利もよかったのですが、今回13区の同じアパートでも、最上階で1人用の日当たりも良く家賃も安い部屋が見つかったので迷わず決めました。
引越しを週末に終えて部屋も片付いた今、ほっとしています。大学も終わり、ウィーンに初めてきた時の引き締まった気持ちをもう一度取り戻し、静かな環境でこれからのウィーン生活をじっくりと、一つ一つ取り組んでいきたいと思います。
▲グラーツでのコンサート終了後
|
▲グラーツの街並み
|
さて、試験が終わり引越しなどでバタバタしつつも、室内楽(ビオラとクラリネットのピアノトリオ)の本番や、グラーツでのコンサートの伴奏がありました。
グラーツ出身の友人のコンサートの伴奏として行きましたが、彼女のご実家に泊まらせてもらって、コンサート後のパーティー、翌日の市内散策、美味しい食事をして楽しい小旅行となりました。
グラーツはオーストリア第2の都市で、緑のシュタイアーマルク州にあり2005年のヨーロッパ文化中心都市にもなっています。
▲ウィーナーシュニッツェルと キュルビスケルンオイルのサラダ
|
シュタイアーマルク州の名産で、キュルビスケルンオイル(かぼちゃの種のオイル)という深緑色、もしくは茶色のオイルがあります。香ばしくかぼちゃの種の風味があって塩や酢、バジリコと共にサラダにかけても美味しいし、かぼちゃのポタージュに少しかけてもいいしいです。オーストリアの代表的な味の一つなので、私が日本に帰るときはよくお土産にしています。日本には売っていないのでとても喜ばれます。もしオーストリアにお越しになル機会があれば是非お試しください!
来月末は、イタリアで本番があります。シューマンの大作フモレスケをメインに取り組んでいます。夏休み中は大学で朝8時から好きなだけ練習できます。引越しで家が遠くなったので、ちょっと休憩に帰るという気分にはなれず大学の庭で散歩などして休憩を取りつつ、夕方まで練習しています。どんな環境下でも、自分ができることを100パーセントして悔いのないように準備したいと思います。
Last Update: Jul.27,2008
|