東京六稜会

第52回総会のご報告


reporter:早瀬・小糸・島崎・平野(当番期90期)

 東京六稜会第52回総会が、6月6日(土)に昨年と同じ神保町の学士会館で開催されました。開会の頃には、あいにくの雨にもかかわらず、180名にも及ぶ同窓生が集いました。


東京六稜会
志甫溥会長

六稜同窓会名誉会長
八尾隆校長

六稜同窓会
木村市三事務局長

東京六稜会
黒岩瑛一事務局長

【第一部 総会】
 総会は13時から、90期竹内順子さんの司会進行で始まりました。最初に、東京六稜会・志甫溥会長(66期)から、多数出席のお礼のあと、「今日の出席は、最年長が49期、最年少が121期ですが、世代を越えたこのつながりを今後とも続けていきましょう。」とのご挨拶がありました。
 来賓としてご出席いただいた名誉会長の八尾隆北野高校校長、木村市三六稜同窓会事務局長(73期)からもご挨拶いただきました。

 平成7年まで北野高校で教鞭をとられ14年振りに北野高校へ戻り着任された八尾校長は、規律正しく自主性の高い北野高校ならではのエピソードをさまざまな場面を例にあげ披露されながら、「今後は北野高校のアピールを先頭に立って行っていきます。」と述べられて挨拶を終えました。木村事務局長は当日欠席となった山本六稜同窓会会長からのメッセージを披露され、「他の同窓会から、六稜同窓会の活動は、一目置かれています。同窓会は、人生にプラスをもたらします。今後とも活発な活動を続け、『六稜ワールド』を守り育ててください。」と述べられました。最後に東京六稜会事務局の黒岩瑛一氏(75期)から会計報告のあと、会費納入の徹底をいただきたいとのお願いがあり、無事総会は終了しました。

【第二部 講演】
 総会に続いて、講演は90期渡邊明氏が登壇しました。ガラス工芸作家である渡邊氏は、昨年紫綬褒章を受章され、さらに今年は「京都府無形文化財保持者」に認定されました。
 演題は『日本の伝統工芸とガラス』で、最初は、スライドを使いながら素晴らしい作品を紹介され、続いてビデオで興味深い実際の製造工程の説明をいただきました。講演の後半で、皇居での紫綬褒章伝達式でのエピソードをコミカルに話された際には、会場の笑いも誘い、和やかな雰囲気となりました。最後は文化財保護法に触れ、文化を受け継ぎ、発展させていく重要性を述べ、「工芸も特別なものとしてではなく、是非生活に潤いを与えるため、日常のなかでまず身近な工芸品に触れることから始めて、楽しみとして感じてほしい。」との持論を力強く語られ、盛大な拍手の中講演を締めくくられました。

【第三部 懇親会】
 場所を移して懇親会は、90期の野口要さんの進行で和やかに始まりました。昨年の懇親会でも好評だった清酒「六稜」の鏡開きが、東京六稜会の志甫会長、北野高校八尾校長、富田六稜同窓会総務委員長、若手代表尾上琢允生さん(112期)、そして当番の90期を代表して北野妙子さんにより、威勢よく執り行われました。
 続いて乾杯に移り、出席者中の最高齢者で応援団に所属されていた中村典美さん(49期)より、会場全体に響き渡る大きな乾杯のご発声をいただきました。

 その後、各テーブルを囲み歓談が続いた後、新会員の紹介が始まりました。120期の長尾さん(中央大)・三谷さん(早稲田大)、そして最年少121期の窪田さん(東京大)の3名の方より自己紹介をいただき、さらに簡単なインタビューに応えていただきました。
 続いてお楽しみの抽選会です。今回は、講演した渡邊氏の作品の写真セットを20名の方に、そして母校のある十三周辺を特集した雑誌『大阪人』を10名の方にお持ち帰りいただきました。『大阪人』は偶然にも90期のメンバーが十三特集が掲載されているのに気付き、昔通っていた十三を懐かしんでいただけるのではと考え用意いたしました。
 この後、飛び入りで牧野嘉宏さん(56期)が自慢の喉で謡曲を披露いただき、会場から大きな拍手が湧きあがりました。
 終盤を迎え、恒例の校歌斉唱です。90期応援団増田昭雄さんによるエールが切られ、懐かしい校歌をみんなで声を合せた後、引き継ぎの儀式として次期幹事となる91期の三浦泰夫代表に90期河野次郎代表よりタスキが掛けられました。
 三浦さんより来年に向けた決意表明を力強くいただいた後、懇親会はおひらきとなりました。次回は平年より少し遅れての、平成22年6月19日(土)、同じく神保町の学士会館にて開催される予定です。
 最後になりましたが、東京六稜会の志甫会長をはじめとする常任幹事や事務局の方々のご指導、ご支援、また六稜会会員の皆様方からの多くのご支援に対して、深く感謝申し上げ、東京六稜会第52回総会の報告とさせていただきます。

Update : Jul.21,2009