東京六稜会
第43回総会のご報告
東京六稜会の第43回総会が6月1日(木)、「東商スカイルーム」で開催された。出席者は約170人にのぼり、大阪からも秋田校長(六稜同窓会名誉会長)、稲畑六稜同窓会会長、山本副会長、新原同窓会事務局長、菅常任理事、鎌田先生らご来賓のほか、多くの会員が参加した。
今年の総会は長年利用してきた丸の内の日本工業倶楽部が建て替えのため、皇居端の東京商工会議所ビル8階の同ルームに場所を移して行なわれた。
総合司会は、昨年に引き続き石垣具子さん(69期)、そして
当番期の81期の方々が第二部の講演の企画および懇親会の運営を担当した。
<第一部>
大山利雄(56期)東京六稜会会長ご挨拶(要旨)
本日の43回総会は、この総会の長い歴史の中でも画期的な総会になったと言える。
というのは、大阪から同窓会名誉会長と同窓会会長のお二方を同時にご来賓にお迎えし、3人の会長が集まったこと、そして今まで会場として使っていた日本工業倶楽部のビル建て替えのため、ここ皇居端の東商スカイルームに場所を移して総会を開いたこと、また、今回から52期以前の先輩方の会費を無料にさせていただいたこと、等から画期的と申し上げた次第である。
また、北野の新校舎は、公立高校としては東洋で最も立派な校舎になると聞いている。そして今、その新校舎の隣に新しい同窓会館を作る計画が着々と進められている。この同窓会館は、同窓会員の親睦の場のみならず、世代を超えた情報の受発信基地としての機能も具備するとのことである。本日お集まりの皆様には、ぜひともこの趣旨にご賛同いただき、建設募金へのご支援ご協力をお願いしたい。
秋田典雄北野高等学校長兼六稜同窓会名誉会長ご挨拶(要旨)
新校舎と並行して建築される新同窓会館は、21世紀を支える現役生徒のために、そのホールに大学の先生をお招きして学問のすばらしさをお話いただいたり、海外協力隊を招いて広く世界の環境問題や国際交流に至るお話をいただいたり、あるいはすばらしい演奏会を開くことにより、知識だけでなく知恵を育て、魂を育てる場にしたいと考えており、完成を心待ちにしている。
稲畑勝雄(56期)六稜同窓会会長ご挨拶(要旨)
新同窓会館は、単に同窓会の為だけではなく、教職員、在校生と卒業生との交流、さらには国際交流まで含めた幅広い分野に開かれたものにしたい。また、明治以来の古い資料、文化財の保存展示という役割も果たしたい。
最近はインターネット時代、六稜同窓会のホームページも大変充実しアクセス数も増えてきている。相互交流が必要な時代における受発信のベース基地の役割を果たしてゆきたい。
5月から募金活動をスタートし、この1カ月で目標3億5千万円の1割近くの約3300万円の募金が集まり、まずまずの滑り出しで大変うれしく思っている。今から30年ほど前の100周年記念事業で植えた大阪城の梅林が、現在多くの人の憩いの場所になっている。これとは少し趣は異なるが、70年後の創立200周年を見据えて、この同窓会館建設を創立130周年記念事業として成功させ、北野の後輩たちに残していきたいと思う。どうかこの趣旨をご理解いただき、絶大なるご支援を賜りたい。
<第二部>
講演「宝塚よもやま話」
沖見陽二郎(81期)氏 宝塚歌劇団専属カメラマン
沖見さんが専属カメラマンになったいきさつから始まり、宝塚歌劇団の歴史と現状や各生徒組構成の紹介、世界中で展開される公演、タカラジェンヌの舞台化粧と素顔、芸名の由来、等々・・会場に特設されたスクリーンでのスライドショウとともに、ユーモアたっぷりの講演で
会場を沸かせた。スライドは六稜のタカラジェンヌ真竹すぐる(104期)さん(「われら六稜人」Oct.23,1997)の舞台や稽古の写真にまじえ、女優の大地真央さんや黒木瞳さんの宝塚時代の写真もあり、興味深いものであった。
「食わず嫌いといわず、一度是非宝塚歌劇を観にいらして下さい。」と講演を締めくくったが、満席の会場では身を乗り出して聴き入る六稜会員の姿があちらこちらで見うけられた。
© 宝塚歌劇団
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<第三部>
懇親パーティ
ご来賓・出席会員によるスピーチ、 幹事期の企画によるアトラクション、新会員歓迎紹介
、次期当番期である82期の方々の紹介が行われた。 懇親会開始直後から、会場中央の一番大きなテーブルを中心にして、各テーブルとも終始和やかにかつにぎやかに懇親が進められた。ここ数年続けて参加してきた80期代の人は「今までの中で一番盛り上がった感じがします。来年はもっと大きな会場が必要かもしれません。今日は大いに楽しみました。」という感想が聞かれた。 フィナーレでは、全員で肩を組んで校歌を斉唱した。今年は事務局が歌詞カードを作成したこともあり、みんな声高らかに5番まで歌い上げた。
次期総会は平成13年6月1日(金)午後6時より東商スカイルームにて予定。
Update:July 2,2000