reporter:十河里江(107期)
不思議ですねえ、高木さんの演奏が始まると急に空気がひきしまるんです。波長が変わるというかなんというか…とにかくみんな集中して息を止めているかのようなんです。「アンコールしよう」と同期の磯辺さんと打ち合わせていたのに、余韻に浸っているうちにタイミングを失って…そそくさと退場されてしまいました。後で話すと「言って欲しかった」とのこと。久しぶりに旧友の邑瀬さんのピアノと合奏したそうで、再びこの講堂で二人で演奏できたことに深く感動している様子でした。
会の最後には全員で「ハレルヤ」コーラスを合唱していましたが、その響きの重層感たるや…私は5年前(まさに現役2年生の時!)に参加した120周年記念第九の舞台を彷佛とさせられました。こんな舞台を見たら書道とか美術とかを専攻している人たちはちょっと後悔したかもしれません。そのくらい充実した音楽フェスティバルだったと感じています。