六稜NEWS-981121
    行ってきました
    音楽フェスティバル

    11月21日(土)13:10〜
    北野高校講堂にて

    reporter:十河里江(107期)



      私たちが現役生の頃は「合唱コンクール」という感じのものでしたが、今回は実に多彩な音楽家たちが数多く登場していて見応えのあるものでした。ハーモニカを吹きながらギターで弾き語りしてくれた男の子は山崎まさよしそっくりの声でした。バイオリンを弾いていた人もすばらしかったです。この寒い講堂の中、張り切って全員半袖で気合いを見せていたクラスもありました。そして何よりも高木氏のバイオリンの音色は鳥肌モノでした。

      不思議ですねえ、高木さんの演奏が始まると急に空気がひきしまるんです。波長が変わるというかなんというか…とにかくみんな集中して息を止めているかのようなんです。「アンコールしよう」と同期の磯辺さんと打ち合わせていたのに、余韻に浸っているうちにタイミングを失って…そそくさと退場されてしまいました。後で話すと「言って欲しかった」とのこと。久しぶりに旧友の邑瀬さんのピアノと合奏したそうで、再びこの講堂で二人で演奏できたことに深く感動している様子でした。

      会の最後には全員で「ハレルヤ」コーラスを合唱していましたが、その響きの重層感たるや…私は5年前(まさに現役2年生の時!)に参加した120周年記念第九の舞台を彷佛とさせられました。こんな舞台を見たら書道とか美術とかを専攻している人たちはちょっと後悔したかもしれません。そのくらい充実した音楽フェスティバルだったと感じています。


    Last Update : Nov.24,1998