reporter:池田雅文(84期)
昼の休憩をはさんで、午後の部はクラブ行進から始まった。運動部の行進はカラフルなユニフォームやジャージでまばゆいばかりであった。本部前では各部が工夫を凝らしてのミニパフォーマンスを披露した。本年の圧巻は器械体操部の最後に登場した男子部員。目にもとまらぬ速さでバク転の連続「おいおいこれは全国レベルだぞ」…観客の度肝を抜き、歓声に包まれたのは言うまでもない。その後、3年生運動部員選抜の応援団員のリードによって応援披露が行われた。まことに北野高校の神髄は文武両道にありと思わせるひとときであった。
その後、プログラムが淡々と進む中。1年女子による2人3脚カンガルーリレーでは、前2重跳びが織り込まれていた。さすがに1年生の女子は2重跳びに苦労していた。なかなか跳べずに見る見る順位が下がっていく中、何回も何回も悪びれることなくひたすらチャレンジする生徒には頭が下がる思いだった。
米騒動リレーでは教員チームも登場。平均年齢が若返っているにも関わらず、昔のように足腰が強くなく、生徒の若さの前には完敗を喫した。
プログラムも終盤に近づく中、いよいよ2年生による仮装行列がスタートした。朝から肌寒くふるえる中での競技進行であったが、このころからようやく日も照りはじめ暖かくなってきた。そんな中で1クラス3分の持ち時間でどれだけアピールできるか。秋田校長をはじめとする10名の審査員が審査する中、各クラスはひたすら練習と準備に取り組んできた成果を存分にぶつけてきた。2年生はみんな真剣だ。やはりこれは、文章では伝えられない。来年は是非、眼にしていただきたいと思う。
※テーマは以下の通り。(出場順)
9組 One for all. All for one.
5組 阪神タイガース優勝パレード!?
2組 ルパン三世
7組 「夏の日の一日」
1組 人間っていいな
6組 自分探し
3組 アラジン
8組 みんなでハチ
4組 ときめいて '98秋 〜あのマリオネットがわるさする〜
最後はおきまりのクラス対抗リレー。女子500メートル、男子1000メートルを4人でつないだ。やはりみんな必死だ。走っている選手はもちろんのこと、応援する歓声もひときわ高くなった。
全競技終了後、余韻さめやらぬうちに閉会式がはじまり、成績発表があり、得賞歌演奏の内に表彰が行われた。大会会長である校長先生の挨拶では、本大会の主役で大いに活躍し大いに楽しんだ生徒に向かい、その健闘と一致協力し大きな力を発揮したことを讃えられた。仮装行列についても言及し、讃辞を送られたのは言うまでもない。
総合の部 | 1位 | 2位 | 3位 | |
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3年 | 7組 | 6組 | 3組 | |
2年 | 3組 | 7組 | 1組 | |
1年 | 7組 | 8組 | 4組 | |
仮装行列 | 2組 | 4組 | 8組 | |
新記録賞 | 3年女子3,000m | 11分41秒0 | ||
3年男子400m | 52秒8 |
肌寒い一日でしたが、朝早くから保護者のみなさんが詰めかけ、数百人以上の来場になったのではないかと思われます。今年は改築のため学校のグランドが使えず、万博記念競技場サブグランドでの開催になったため、生徒諸君も準備に大変であったろうと思います。細かいところまで計画を練り実施にこぎ着けた保健体育科を中心とした教職員のみなさんにも拍手。