reporter:稲森久彦(69期)+菅 正徳(69期)+谷 卓司(98期)
場所:北野高校講堂
式次第:開式通告
礼
国歌ならびに校歌演奏
校長入学許可および式辞
新入生宣誓
学級担任紹介
PTA副会長挨拶
新入生保護者挨拶
閉式通告
礼
新入生は各自クラス分けの掲示を確認した後、担任に引率されて、伝統のくすぶる講堂へと入場。薄暗がりの重々しい雰囲気のなか、決められたパイプ椅子に着席して静かに開式を待つ。
残念ながら…新校舎の着工も決まり、この講堂での入学式はもう数えるくらいしか行われないはずである。
保護者、教職員に続いて校長、来賓が入場し、10時定刻に開式が通告された。国歌、校歌の演奏を聞いたあと、未来の113期生たち男子200名、女子160名、合計360名を前に、秋田校長が入学許可を宣言。続いて校長式辞では、六稜精神でもある「Gentlemanship」に触れ、北野125年の長きにわたって守り続けられている教育方針を諭し、新入生への激励のエールを贈った。
また後半では、菊池寛の『形』を引用し、利休の茶の精神を織りまぜながら、日本文化を学ぶうえで欠かせない「かたち」を重視することで、高き志を持続し、安易に自己と妥協することなく、夢とロマンを追い続けてほしい、と説いた。
最後には、野間宏が在校中に令一郎というペンネームで校内誌に投稿した詩「燕」を朗読して、「この『燕』こそが野間自身の姿でもあり、諸君自身の姿なのだ」と結んだ。
続いて、新入生代表の中西多公歳(なかにし・ただとし)君が高らかに宣誓をしたあと、学級担任の紹介、PTA副会長(甲斐 泰氏)の挨拶、新入生保護者代表(松田裕子氏)の挨拶をもって式次第は恙なく終了した。
※なお、教頭の西川芳夫先生が八尾南高校の校長にご栄転されたほか、11年間、野球部の監督をお勤めいただいた篠崎先生を含め、5人の先生方が北野から転任された。新教頭には少路高校より浦谷正美先生が着任された。