いまやすっかり大阪の梅の名所になったこの梅林は、我が北野の創立100周年記念の寄付をその基盤とする。そのいきさつは梅林入口の解説にさりげなく書かれてあるだけで、気がつかない人も多い。中央広場の大阪城を背にした真紅の唐梅の根元という絶好の場所に六稜同窓会の石碑があるが、これも捜さないと見つからないほど小さくて目立たない。しかし、その碑の前で校歌を歌う一団は大いに目立った。
暖かく、曇り空に時折青空がのぞく気候に誘われ、早くから観梅を楽しんでいた一行は、12時30分、三砂栄次さん(48期)による記念撮影と、衆目を集めた校歌斉唱のあと、昼食会場のKKRホテル大阪に向かった。かなりの距離であったが、最高齢の水鳥先生をはじめ、全員さっそうと歩き通した。ただし、きわめてゆっくりではあったが、これは話に夢中だったからでもある。
ここから参加する人もあって、総勢47人、お城が見える6階桐の間の席についた。1時15分、ヤマゲン事務局長の司会で開会。丸野豊子さん(66期)が大阪城梅林誕生の経緯を紹介したあと、尾形理さん(40期)の音頭で乾杯し、和やかな宴が始まった。
もともとこの会はバカリキこと故岡田喜雄さん(40期)が始められたもの。そのため今も40期代の出席が多く、80を優に超えておられる先輩方のお元気な様子に感嘆しきり。
参加者 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
先生 | 1 | |
40期 | 2 | |
41期 | 2 | |
42期 | 1 | |
43期 | 1 | |
45期 | 4 | |
48期 | 4 | |
51期 | 1 | |
52期 | 1 | |
58期 | 7 | |
60期 | 1 | |
61期 | 4 | |
64期 | 1 | |
66期 | 1 | |
67期 | 1 | 7 |
68期 | 1 | |
74期 | 1 | |
75期 | 1 | |
77期 | 1 | |
78期 | 2 | 1 |
98期 | 1 | |
その他 | 1 |
やはり最後は「六稜の星のしるしを」。「北野チュウガク」と「北野コウコウ」が不調和の調和で響き渡った。