六稜NEWS-980228

    六稜観梅会、
    今年も。


    reporter:岸田知子(78期)



      恒例の観梅会が2月28日(土)に開催された。暖冬の今年はすでに満開。大阪城梅林公園は白から濃い紅の間のさまざまな梅の花が咲き競い、次々と訪れる大勢の人々の目を楽しませている。

      いまやすっかり大阪の梅の名所になったこの梅林は、我が北野の創立100周年記念の寄付をその基盤とする。そのいきさつは梅林入口の解説にさりげなく書かれてあるだけで、気がつかない人も多い。中央広場の大阪城を背にした真紅の唐梅の根元という絶好の場所に六稜同窓会の石碑があるが、これも捜さないと見つからないほど小さくて目立たない。しかし、その碑の前で校歌を歌う一団は大いに目立った。

      暖かく、曇り空に時折青空がのぞく気候に誘われ、早くから観梅を楽しんでいた一行は、12時30分、三砂栄次さん(48期)による記念撮影と、衆目を集めた校歌斉唱のあと、昼食会場のKKRホテル大阪に向かった。かなりの距離であったが、最高齢の水鳥先生をはじめ、全員さっそうと歩き通した。ただし、きわめてゆっくりではあったが、これは話に夢中だったからでもある。

      ここから参加する人もあって、総勢47人、お城が見える6階桐の間の席についた。1時15分、ヤマゲン事務局長の司会で開会。丸野豊子さん(66期)が大阪城梅林誕生の経緯を紹介したあと、尾形理さん(40期)の音頭で乾杯し、和やかな宴が始まった。

      もともとこの会はバカリキこと故岡田喜雄さん(40期)が始められたもの。そのため今も40期代の出席が多く、80を優に超えておられる先輩方のお元気な様子に感嘆しきり。

      参加者男性女性
      先生1
      40期2
      41期2
      42期1
      43期1
      45期4
      48期4
      51期1
      52期1
      58期7
      60期1
      61期4
      64期1
      66期
      1
      67期17
      68期
      1
      74期
      1
      75期
      1
      77期
      1
      78期21
      98期1
      その他
      1
      2時30分、バカリキさんから引継いだ赤い陣羽織りの北橋忠男さん(41期)が「来年も元気で会いましょう」と挨拶、続いて水鳥先生がバカリキさんの思い出から始まって、殴ったことで慕ってきた生徒の話などされて、相変わらずお元気なところを示された。

      やはり最後は「六稜の星のしるしを」。「北野チュウガク」と「北野コウコウ」が不調和の調和で響き渡った。



    Last Update : Mar.5,1998