reporter:谷 卓司(98期)
場所:ギャラリータナカ
大阪駅前第2ビル1F(Tel.06-341-5500)
出展者(敬称略、50音順):
以後通子(74期)
今井愛子(66期)
大田 寛(68期)
斎藤 誠(63期)
戸澤正雄(63期)
内藤伸彦(87期)
中元慶子(65期)
中村 弘(49期)
長谷田三保子(66期)
肥田郁子(68期)
吉岡 一(60期)
名前の由来は岡島先生の綽名「かめ」に因むという。過去には先生の虫の居所の所為で開催されなかった年もあったそうだが、その後、中村弘先生(49期)の助力などもあって、今では有志メンバーは17名を数え、毎年、七夕のように作品を持ちよる会へと発展した。
「息の長さだけは自慢できるヨ」と創設メンバーの一人、戸澤正雄さん(63期)は語ってくれた。「第25回の時に銀文字で案内状を刷ったので、来年は金文字かな…作品のほうが負けないように気合いをいれて臨まないとネ」、まだまだ意気は盛んだ。
ちなみに戸澤さん…現在は北野の定時制で美術の教鞭を取りながら、昼は神戸大の学生の顔を持つ(来春のご卒業ということだそうだ)。道理でお若いはずである。
「もっと若い世代にも頑張ってもらって…新しいグループ展の誕生に期待したい。将来は一緒に合同展なんかも企画できると楽しいね」
1993年に母校創立120周年を記念して「六稜会展」が開催された時も、KAME展の活動が作家の発掘に貢献したという。「継続は力なり…」という言葉通りの、魅力あふれる作品が今年も36点寄せられている。
メンバーの要請で夏の開催が秋に変わって3年目を迎えた。集まる作品も年々充実し、来場者の中には年に一度の再開を心待ちにしているファンも多い。芸術の秋…あなたも文化の匂いを頼りにKAME展を訪れてはいかが。