reporter:谷 卓司(98期)
その氏が今夏、NYで絵描き三昧の1ケ月を過ごされたという。躍動感あふれる氏の画風に、アメリカの空気はどのような影響を与えたであろうか。成果のほどは、ぜひ現物を鑑て感想を戴きたいと思う(写真は陶器の作品)。
なお、現在WEB上で実施されているクイズラリー(まだの人は至急トライすべし!)の景品となる六稜オリジナル・テレカの原画は氏の手によるものである。「こんな絵も描けたのか…」とエラク評判の3点は、現在、製作が急ピッチで進められている。今月26日の総会の席で発表(一部は頒布も!)される予定である。乞う、ご期待。
ちなみに氏にメッセージを戴いた。原文をそのまま掲載しよう。
緊張と心の高揚が違います。NYとは摩天楼のあの街とおもっていたのですが、あれはNY市で、その外にNY州があって、私の行ってきたのは NY市から 200kmも離れたサウスハンプトン市からまた少し離れた(歩2時間)、林の中にある大学です。正式には Long Island University というそうです。
その学校のスタジオ(アメリカでは、アトリエのことをスタジオともいう)で画を描いて、ドミトリー(寮)の一室に、アメリカ人青年(マイケル君)との同居生活で、食事は、カフェテリア(学食)でのバイキングという1ト月でした。夏の暑さも軽井沢のようで、雨もすくなく、快適な気候です。ただ車の無い者には、陸の孤島で、一番近いセブンイレブンまで、私の頑丈な足で、往復2時間、しかも高速道路を歩かなければなりません。これには一度で懲りました。食事はパン チーズ 肉 野菜 果物 日本で食べてるものとは、だいぶ違うが、そんな食事が苦にならない私にとっては、これ又、快適です。誰も彼もが、Tシャツに半ズボンにスニーカー。友人のアドバイスで持参した背広にネクタイも着ることもなく、遠いとはいえ、日帰りのできるNY市に度も行かない1ト月でした。
英語の駄目な私にも、電話がかってくるは、人々は親しげに話しかけてくるはで、ハア とか ウウ か 話す事に関しては、大変な日々でしたが、たったート月でも、簡単な会話が、出来るようになりそれ 以上は、お互い通じないと沈黙の状態ですが、そこはそれ、私のこのキャラクターとボデーランゲージで、なんとか多くのアメリカ人と大笑いして暮らしてました。
絵は、ペーパーとキャンバスの仕事。水彩とアクリル絵の具を持って行ったのですが、今回は大きなキャンバスの仕事がうまく いくいく で、私としては、大満足です。150×150 と 150×250 cm の絵を8枚描いたのですが、1/3は、アメリカ在住の河合さんに預かってもらいました。アメリカもインスタレーションおおはやりの昨今…絵、が描けた充実した時間でした。アメリカ制作の絵の数々を、いずれまた、見ていただけることを、願いまして。