第3ステージは、ミュージカル「West Side Story」、映画で鮮烈なデビューを果たしたジョージ・チャキリスの印象が強く、どんな演出になるのかなと期待のステージだったが、いきなり、それぞれ黄色と黒色のTシャツ着た一団が飛び出してきて驚いた。一瞬メンバーが殆ど入れ変わったのかと思うほど若々しく感じた。、2つの色は、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」のモンタギュー家とキャピュレット家に擬したジェット団とシャーク団の2つの不良グループを表していることが分かった。全員を黄色と黒色に2分して、ダンスと決闘の場面をコンパクトにまとめられた演出に感心した。色といい形といいどこか幾何学的で面白く、構成の几帳面さが効果を発揮していたようで、演出の坂口さんの才能を感じた。聞きなれたTonightが歌われる頃には、若き日のナタリー・ウッド(マリア役)を思い出し、陶然とした気持になり、そのまま終演を迎えた。
最後に校歌を合唱して、演奏会の余韻覚めやらないまま、みんなで庄内の街に繰り出し、辻村くんの肝いりで、うまい餃子と冷たいビールで乾杯して帰った。稜声会のみなさん、有難うございました。
Last Update: Aug.16,2009