六稜NEWS-090613
六稜トークリレー【第65回】「文武両道〜北野ラグビーで培ったもの」
トークリレーに参加して
reporter:赤塚駿一さん@123期(ラグビー部主将/現2年)のレポート
今回、ラグビー部のOBさんが来るということで、初めてトークリレーを聞きに行きました。会場に入ってまず、幅広い年代のたくさんの方々がいることに圧倒されました。ラグビー部の伝統と歴史を改めて感じました。
僕たちは授業があったので、後半のお話しか聞けませんでした。そのなかで、牟田さんのお話が一番印象に強く残っています。牟田さんはそのなかで、「目標に向かって一体感を持って頑張る」ということをいっていました。僕は、摂津高校との合同を通じて、そのことを強く感じていました。初めのほうでは、チームがばらばらで、ゲームプランがチームに浸透しておらず、個人プレーに走ってしまい、苦しい展開の試合が多くなりがちでした。それぞれの個性を理解し、チームが一体感を持ち始めると、試合がどんどんうまくいくようになり、勝ちもふえてきました。
僕たちは今年、新しい合同チームで公式戦をむかえる事になります。合同チームは、単独チームに比べて、チーム内で目標を統一して、一体感を持ったチームにするのは難しいと思います。毎日一緒に練習できるわけではなく、コミュニケーション不足になりがちです。でも、僕たちは、少ない合同練習でも、しっかりとお互いを理解し合い、一体感のあるチームにしていこう、と思いました。
今年から北野ラグビー部が単独で公式戦に臨めなくなったのは、とても残念なことです。先輩方が今まで築き上げてきたものが途切れてしまうのは悔しくてたまりません。僕たち現役の部員は、そのことに責任を感じ、希望をなくしていたこともありました。トークリレーに行くときも、先輩たちは僕たちをどう思っているのだろう、と不安に思っていました。しかし、トークリレーで先輩方に、がんばれ、と励まされ、とてもほっとしました。単独チームでも、合同チームでも、ラグビーを楽しむ気持ちは変わりません。合同チームになったからといってモチベーションを下げずに、最後までベストを尽くします。これからも引き続き部員集めを頑張り、合同チームでも自分たちのできることを精一杯する。そしてラグビーの楽しさ、素晴らしさを伝えていく。それが今僕たちにできることです。
Last Update: Jul.2,2009