六稜NEWS-090511
勝村義和さんの出版を肴にして楽しむ夕べの会
reporter:山本雅弘さん@71期
5月11日の夜は久しぶりにほのぼのとした豊かな空気に浸ることができました。『明日香フォーシーズン〜まほろばの12か月』は、勝村義和君(71期)の3冊目の本ですが、前2冊とは全く異なった趣の好著になっています。サラリーマン現役時代のある種のギラギラ感から解放されて、文中で“キミ"に語りかける勝村君の心根が、読むものにとっては嬉しいし、癒されます。
あの夜の会場は、まさにそんな勝村ワールドそのものでした。会場の看板は畑仕事中の写真の拡大版。本に出ている明日香の四季の絵と挿絵が20数枚飾られ、後半には野良着姿の勝村君がサックスで“アメージング・グレイス"を吹き、同期の田中浩作君が歌うというサプライズもありました。
当日は約150人が参加してくれました。六稜の同期、先輩、後輩が、大阪だけでなく東京や名古屋からも。サラリーマン時代のサントリーからは、発起人になってもらった鳥井副社長とOBの仲間達。明日香村からは関村長と村の人たち。それになぜか市岡高校のOBたちも。書店の紹介などでお世話になった近鉄の小林社長も、他に仕事があるのになかなか立ち去りがたいようでした。
勝村君は6月16日に再びパリに向けて発ちました。どんな絵が出来上るかたのしみです。その絵を肴にして飲めるのもまたたのしみです。そしてこんな風にして、どんどん輪が広がっていくのもまたまたたのしみです。この指たかれ!
ありがとうございました
comment:勝村義和さん@71期
『明日香フォーシーズン~まほろばの12か月』の出版パーテイには、私ごときもののために、各方面から約150名のご出席をいただき、ありがたいことと感謝申し上げるとともに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
北野高校の同窓生の皆様に一番多く来ていただきました。二番目に多く出席されたサントリーOBの方が、後日の囲碁会で「あれは北野高校の同窓会やったなあ。いやあびっくりした、あの熱く、ほのぼのとした一体感は何やろ。うらやましくもよかったぜ」と言ってくれました。
71期の同期の者だけでなく先輩の方も後輩の方も来ていただき、何か世代を超えた十三ファミリーを感じました。わたしといえば、在校中は何のとりえもなく、全く目立たない、孤独な生徒でした。生きておればこんなこともあるんだなと不思議に思っています。
この夏は、小学校、高校の先輩にあたる佐伯祐三氏のパリの跡を追って、1月につづいて絵を描いてきます。地球のどこへ行っても「北野」の六稜が前方に浮かんでいるようです。
Last Update: Jun.23,2009