六稜NEWS-081011
六稜トークリレー【第57回】
「世界すてき発見！」坂本知美さん@109期
reporter：宇治 醇さん@70期
写真展も併催された |
プリマドンナを目指した時代 |
添乗員時代 |
大使館員時代 |
坂本応援団ただいま増殖中 |
六稜トークリレーで、今回は、「世界すてき発見！」と題して、109期の坂本知美さんが話をされました。併せて、海外の写真100点も六稜会館1階に展示されました。坂本さんのご父君は写真家だけあって、写真のほうも、蛙の子は蛙。構図（形）も、鮮やかな色も、光の表現もすばらしいものでした。みんな、明るく、見ている人を楽しくさせてくれる写真でした。坂本さんの海外における活躍の楽しい部分を、ヴィヴィッドに伝えてくれました。
坂本さんは、私の同期生で東京六稜倶楽部の世話役兼司会者をしている松本邦宏君が発掘してきた、若く美しく明るい女性で、平成17年8月に銀座ライオンにおける東京六稜倶楽部の講演会で「海外旅行をしてみませんか！シニア海外旅行泣き笑い添乗記」と題して我々を前に楽しい話をして、好評を博しました。
当時、坂本さんは旅行会社に勤務していて、題名にもあるようにシニアの扱いに慣れた感のある人でしたが、その後一念発起して、外務省在外公館派遣員に応募、今年の３月までの２年間、ベルギーのブリュッセルにある日本大使館に勤務しておられました。その間のことについては、六稜同窓会のホームページに17回に亘って「ヨーロッパへそ日記」として、きれいなプロ並みの写真とともに、気負わないさらっとした、人をひきつける文章が連載されました。文才と写才（？）にも恵まれた人です。これも、是非、ご覧いただきたいものです。
帰国して、今は、国際交流基金に勤務されていますが、今回の六稜会館におけるトークリレーでは、子供のころから帰国までの期間のことを、苦労を苦労と言わず、明るく語っておられました。逆境下（第一希望ではない選択）でのいい意味の開き直りと、心を広く開いたところから来る当意即妙な応用力、それに何と言っても親切心・努力・仕事熱心さが心地よく伝わってきました。
その後、坂本さんは、トークリレーで本当に言いたかったことは、「自分は皆に、やりたかったことが叶って順調な人生だと言われるけれども、本当は、今まで第一希望は叶ったことがないのです。バレリーナの夢・その延長としての大学受験・最後の選考で１票の差で敗れたカナダへの交換留学の夢・アナウンサーになりたかった就職氷河期の就職活動等々。いつも希望は叶わなかったけれども、その時々与えられた途に縁があると信じて一生懸命進みました。そうしたら、北野生になれて、別の縁でパリに留学でき、添乗員の職業にめぐり合い、ダンスやフランス語の経験が活き、その後、大使館勤務では添乗員の経験が生かせて、とすべてがつながってきました。これからも縁を大切に進んで行きたいと思います。」とのメールをもらいました。私も、数十年前、大学卒業直前に恩師から「選んだ道を天職と心得よ。」とアドバイスされたのを思い出しました。
これからも、坂本さんの一層の活躍を期待しています。そして、また、楽しい話を聞かせてください。東京の会場（銀座ライオン）でも大阪の会場（六稜会館）でも、立ち上がったシニア同窓生から、「是非、海外に連れて行って！」との声が出ていたのが印象的でした。坂本さんの応援団が、また、増えているのですね。
Last Update: Oct.17,2008
