六稜news-080712
六稜トークリレー【第54回】
「日本の人工衛星開発史〜「おおすみ」から「かぐや」まで」、そして金星・水星へ」間瀬一郎さん@80期
reporter:佐野眞理子@80期
久し振りにお会いした間瀬君は、相変わらず爽やかな笑顔と優しい語り口で、私達かつての女生徒は頬を紅潮させながら聞かせてもらいました。難しい理論はわかりませんでしたが、このような衛星の開発には、気の遠くなるほど膨大な時間と費用が掛かるということに驚きました。
そして、自分が開発した衛星について語る時の間瀬君は、まるでかわいい娘を嫁に出す父親のようでした。こうして講演している間にも、無事に地球の軌道を回っているだろうかと心配しているのだそうです。
▲衛星きらり(写真提供:©JAXA)
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もし何かあれば、すぐに飛んで行くのだと言われ、かつての女生徒達は、「きらり」という名の衛星に、ちょっぴり嫉妬してしまいました。
でも夜空を見上げるたびに、この中に間瀬君の開発した衛星がたくさん存在しているのだと思うと、はるか遠い宇宙の星を少しだけ身近に感じました。
Last Update: Jul.21,2008