六稜NEWS-080601
六稜六四会2008
reporter:東野(氏家)章子@64期
堂島の“中央電気倶楽部”へ強い陽ざしの中を歩きながら、今日は黒っぽい冬の制服が一斉に白いシャツにかわり教室が明るくなった「衣更え」の日だったと気付く。
会場の受付デスクの周囲には、もう陽気な笑顔と賑やかな話し声。
年々記憶力の衰えを感じ(私だけかも?)笑顔の胸元の“名札”を恐る恐る見つめて「あ、・・・ さん、お久しぶりです!」
すぐに、教室で机に向かっていた姿、運動場での汗のにおいのするユニフォーム姿などが鮮やかにフラッシュバックするのが五十有余年たっても青春の一時期を共に過ごしたお仲間との再会の醍醐味!
「なにわことば」研究のベテラン、中井正明さんの軽妙な開会の挨拶につづき、他界された友人達を静かに追憶。
今回も変らずお元気な石田千代之輔先生のお話に、身ぶり手ぶりをまじえての講義と黒板の綺麗な数字に見とれた数学の時間が蘇える。
乾杯で始まる立食パーティー。石田先生を中心にグループにわかれてフォトアート社代表、山口茂氏による記念撮影のなごやかな笑い声に浸りながら、会場では会えなかった友人達の「近況」を壁に貼り付けられた返信はがきで拝見...ご家族の介護、ご自身の体調不良、と同じ年月を歩んできた道のりを感じる。
歓談のトリは川島弘さんの指揮で校歌斉唱。最後に、学年副理事、北村芙佐子さんの挨拶でお開きとなった。楽しい一刻の何と短く感じられること!
東京、大阪で盛況のうちに「大原御幸異聞」の公演を打ち上げ、来春「通い小町異聞」の上演に意欲を燃やされる土井陽子さん、体調のトラブルを克服して、秋にはシャンソンのリサイタルを計画される川島弘さん、今回も力強い見事な筆致で、“紅葉マーク”のおまけつきの横断幕を作製された下和佐義輝さん...「好機」をものにし、「好奇(心)」にあふれた“酉”年と、それに続く“戌”年の「六四会」の学友達(今回の出席者:男性63名、女性25名) から“元気”を分けてもらって、再会を楽しみに名残惜しい会場をあとに。
終わりに、ご自身の体調に不安をかかえ乍らも、会の準備、進行とお世話くださった岩田さんをはじめ、幹事の皆々様(東、足立、荒木、今中、片寄、川島、楠本、中井、岩本、河渕、北村、土井(敬称略))本当に有難うございました。
Last Update: Jun.24,2008