六稜NEWS-080429
常任指揮者:門良一氏(70期)
|
ヴァイオリニスト:谷本華子さん
|
モーツァルト室内管弦楽団 第124回定演
《生誕200年記念メンデルスゾーン特集》
reporter:河渕清子@64期
来年はメンデルスゾーンの生誕200年にあたる。それに先がけた、メンデルスゾーン特集第1回のコンサートを先日聴きに行ってきた(演奏:モ−ツァルト室内管弦楽団 於:いずみホール)。
・序曲「フィンガロの洞窟」
・ヴァイオリン協奏曲ホ短調
・交響曲第3番(スコットランド)
のたっぷり3本立て。
メンデルスゾーンの音楽は、旋律の美しさと整った形式が特徴とよく言われているが、この形式の美しさとロマン性とのバランスを保ちながら、過度のセンチメンタルに陥ることなく、力強く整然とした演奏だった。指揮者の思いは、メンデルスゾーンの男のロマンを見事に描いていたように思える。
ホ短調のヴァイオリン協奏曲は、クラシックファンなら知らぬ人のない名曲だが、私も中学2年生のとき、初めてこの曲を聴いて涙が溢れ出た記憶がある。何度聴いてもこの曲の感動度は今も変わらない。冒頭からいきなり始まるロマンティシズムの極限ともいえるような美しいメロディは、聴く人の心に沁み入る。
※視聴はe-onkyo musicにて(4., 5., 6.「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」)
この日のヴァイオリンは、初めて聴く谷本華子さん。繊細な美しい音色でしかも力強い演奏、そして美人。またリサイタルがあれば聴きに行きたいと思った1人。
連休もおかげで、メンデルスゾーン気分?で過ごせたような気がする。
last update : may.6,2008