六稜NEWS-071103
 
六稜トークリレー【第47回】
「我がラグビー人生」
〜自見弘之さん@70期


reporter:志村賢明@104期


先日のトークリレーの感想、拙い文章ではありますがレポート致します。

ラグビーに関することがほとんどで、他の参加されていた方々にはどう伝わったのかわかりませんが、伝統を伝えていかないと、という熱い想いがひしひしと伝わってきました。

なかでも天王寺高校との定期戦のことをお話されていましたが、大阪の高校(旧制中学)でラグビー部が出来たのは天王寺が最初で北野が二番目、その両校の定期戦は今年で84回目という日本屈指の歴史があるということ(早慶戦と同じ回数)

また、全国制覇の経験がある両校の定期戦はもう一つ特別な意味があるということをお話されていました。野本先輩(68期)が天高戦での不幸な事故でお亡くなりになったことです。その後、ご両親の想いもあり、天高戦の後に3年生に文鎮を贈呈しており、現在も続けているのですが、背景がちゃんと伝わっているのか危惧されていました。私の高校時代も、今年10月の天高戦の前日にも白い服装で練習はしていますが、このことの意味も私達の世代が伝えていかないといけないと感じました。

自見先輩と私の出会いから現在に至るまでを簡単に…

 
私が自見先生と初めてお会いしたのは高校生時代、監督業から退かれるかどうかという時期だったように記憶しています。高校時代にラグビー関連で教わったことですが、トークリレーにもありました『姿勢』と『頭を上げろ』ということくらいしか思いつかないくらい徹底されました。当時、ラグビーを始めたばかりの奴には基本をしっかり叩き込んで怪我をしないようにという意図があったのかなと今になって思います。学校帰りに十三のコンビニでお会いして早く帰れと叱られたこともありますが・・・

先輩の印象的な出来事を一つ紹介します。
私が卒業してから、現役の試合を一緒に観戦していました。試合中プレーが続いているにもかかわらず、突然グラウンドに先輩が走っていきました。私は全然気づかなかったのですが、対戦相手の選手が負傷していました。医師という立場でラグビーと関わっておられますが、『口は悪いし、酒癖もひどいけど、この人すごいわ』と改めて思いました。

トークリレーという名目でしたが、私の4年先輩が全国大会に出場したときのビデオ鑑賞もありました。テレビにも多数出演している橋下先輩(弁護士)はあまり映っていませんでしたが高校時代に練習で鍛えていただいた先輩方を懐かしく思い出しました。トークショーよりも、トライのシーンのときが盛り上がっていたかもしれません。映像中の自見先輩と実物(すみません)の違いにも月日を感じました。20年前ですものね。

最近、ラグビーをテレビ等で見る機会も少なくなりましたが、これからがシーズン佳境です。北野高校の歴史の一部ということでもラグビーに関心を持っていただく方がいたらなあ、と思いつつこれでレポートを終わります。


Last Update: Nov.30,2007