六稜NEWS-071028
六稜同窓会134周年総会のご報告
reporter:定藤規弘(88期)
六稜同窓会134周年総会が10月28日(日)、北野高校内多目的ホールおよび六稜会館において、執り行なわれました。台風一過の快晴にめぐまれ、出席者数は 221名にのぼりました。本年度は88期(昭和51年卒)が当番期として66名が参加し、受付、警備案内、卓話司会、懇親会司会、写真・ビデオ撮影などにあたりました。諸先輩方から引き継いだ伝統を踏襲しつつ88期独自の工夫を試みるという方針で、運営を計画・組織しました。
【第一部 総会】
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山本会長 |
石本校長 |
午後1時に、司会を務める木村市三総務委員長(73期)の開会の辞により、総会が開始されました。まず、山本次郎会長(62期)が挨拶をされました。同窓会1年間を振り返り、各委員会の活動が順調であること、同窓会館の防湿工事と並行して佐伯祐三作品を含む収蔵品が修復されたこと、来年の135周年には、記念フェスティバルが予定されていることをお話しになりました。
次に名誉会長・石本正明校長のご挨拶がありました。まず、同窓会館の防湿工事、収蔵品の修復、化学実験室の空調設備の寄贈など、同窓会からの援助につき感謝の辞を述べられ、ついで、学校の現況につき、大略以下のように報告されました。
1.本年4月より通学区域変更となり9学区が4学区に、30数年ぶりに学区が拡大した。例年にくらべて志願者数は変わらず、320人の合格者の1/4が旧2学区から進学した。例年以上に目的意識が明瞭で意欲的、との印象がある。来年に向けての説明会にも500人余りの中学生が参加した。
2.平成14年から18年まで、文部科学省の指定を受けたスーパーサイエンスハイスクールは終了したが、教育委員会の認可のもと、新たにスーパーサイエンスコース(2クラス)を設置し、理数教育に力を入れていくことになった。
引き続き、各種業務報告が行われました。木村市三総務委員長(73期)は、予算に関する会則の変更、同窓会館地下ギャラリーの防湿工事・再オープン、手塚治虫作品の修復・展示について報告されました。さらに月1回行っているトークリレーを紹介されました。次いで藤田秀昭財務委員長(62期)より会計報告がありました。特に、化学実験室の空調工事にかかわる支出(700万円)は、135周年記念として平成20年度寄贈の予定であったものを、前倒し施行したもので,平成19年4月に工事完了とのことでした。和田芳郎名簿委員長(80期)は、135周年名簿を紙ベースで作成する予定であり、各方面のご協力をお願いしたい、とお話しになりました。
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圀府寺さん |
総会の最後に、88期学年理事渡辺也晃さんの司会で、大阪大学文学部教授 圀府寺司(こうでら つかさ)さん(88期)による卓話が行われました。88期学年理事横山(旧姓・神原)慶子さんの花束贈呈の後、14時45分に第一部を終了しました。
卓話「美術作品の真贋について ファン・ゴッホ、フェルメール」
【第二部 懇親会】〜211名(88期67名)
午後3時より、場所を六稜会館3階ホールに移して、懇親会ならびに119期歓迎会が行われました。211名の参加があり、今年卒業した119期は7名が出席されました。手塚治虫作品を含む収蔵品の公開がおこなわれ、防湿工事の完了後再オープンした地下ギャラリーは、懇親会の始まる前からにぎわいました。
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三砂さん(左)と飯田さん(右) |
司会は植村健治さん(88期)が執り行いました。今回の新趣向として、式次第と司会台の位置を、円形壇に移しました。このため、ライトグリーンのスーツ姿の植村さんに注目が集まり、「進行状況がよくわかりました」、との感想を多数いただきました。
乾杯にあたって、当日最高齢者であられる48期三砂栄次さんにご挨拶を、同じく48期飯田周助さんにご発声をいただきました。伝統にのっとり、立食形式、一部座席指定とし、最初のテーブルは異なる期が適度に混ざるように指定、一方で88期は同期の旧交を温めつつ、幹事期のしるしである「六稜」の青バッジを胸につけ、世代をこえて親睦を深めていただけるよう、会場内外に気を配りました。
お酒が回ってきて、和やかな歓談の広がるなか、藤間流師範・橋本多佳代さん (88期)が艶やかな舞で花を添えて、会は大いに盛り上がります。引き続き、新会員となった119期の紹介があり、代表して平尾仲達さんから挨拶がありました。また坂本尚哉さん(119期)は、昨年度の文化活動振興賞受賞についてお礼を述べられ、盛大な拍手をうけました。
恒例のお楽しみ、くじ引きの仕切りは、88期学年理事の谷本(重里)明美さんです。昨年と同様、1等3万円の金券をはじめとして六稜Tシャツとハンカチにいたる豪華賞品が準備されました。それに加えて、88期から特別賞としてサントリーワイン(6本)が、さらに参加賞として全員にアリナミンVが出ました。植村さんの巧みな司会のもと、抽選と賞品贈呈が楽しく和気あいあいと進みます。
最後に、来年の総会を担当される89期の皆様方13名がご登壇になり、代表して坂平秀雄さんが、来年にむけての決意を頼もしく表明されました。コーラス部88期OB楠本圭子さん、野村(能島)明美さん、深瀬(橋本)須美子さん、村上佳久さんのリードで、参加者全員により校歌「六稜の星」を声高らかに斉唱、同じく88期応援団OB、団長片山信浩さん、団員安井昌子さん、広本(十河)展子さんのエールで会場が一体となり、大いなる高揚感に包まれました。
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山本副会長 |
そして山本雅弘副会長(71期)の閉会の辞をもって、午後4時半すぎにめでたくお開きとなりました。
【謝辞】無事に幹事期の任を全うするにあたり、同窓会事務局のご助言ご支援に深謝いたします。87期金水敏さんには、昨年度の資料とともに、伝統の運営について懇切にご教示いただき、ありがとうございました。最後に、警備・会場案内リーダーの坂東政市さん、山中伸一さん、記録リーダーの村上佳久さん、受付リーダーの作山(山本)倫子さん、懇親会統括の日野晃治さんをはじめ、88期の皆様の絶大なるご協力に感謝します。
Last Update : Nov.30,2007