六稜NEWS-070610
 熱唱・川島弘さん
中国琵琶&シャンソン

reporter:河渕清子@64期

 10日の午後から、同期のシャンソン歌手(川島弘さん)が歌うので聴きに行った。会場は、寝屋川市民会館大ホール。同じ寝屋川にある「あすなろ障害者作業所支援」の第7回チャリティコンサートである。会場15分前に着くと、既に延々長蛇の列!お目当てはシャンソン?中国琵琶?

 川島さんのシャンソンは、聴く度に上手くなっている。彼のシャンソンは殆どを日本語で歌い、歌詞の思いを聴衆に細かく丁寧に伝えてくれる。心に沁みる音楽だ。年輪とともに益々円熟味を増し、驚くような声量と高音の伸びにはお歳を全く感じさせない。2ヶ所にシャンソン教室を持つ彼だが、お遍路紀行も楽しむ彼の信念あるお人柄がステージにも歌にも滲み出ていた。またのコンサ-トが楽しみである。会場では64期の女性4人の顔を見かけたが、演奏が終わった時に、後方から「ブラボー!」と男性の声が飛んでた声の主は…64期の男性かも分からない。

中国琵琶・閻杰さん 
 第2部は今をときめく?美人中国琵琶の一流ソリスト、エンキ(閻杰)さんの演奏。中国琵琶を見るのも聴くのも初めてだったが、眠くなるんじゃないか?の懸念は見事打ち破られた。第一、こんなに派手な楽器とは思っても居なかった。日本琵琶のように撥ではなく5本の指にはめた爪で弾く。音色はマンドリンと津軽三味線をミックスしたような感じで、バンド(ピアノ、ヴァイオリン、ギタ−、ベ−ス、ドラム)をバックに10本の指を変幻自在に動かす技法には圧倒される。

 演奏曲は、中国古来のものが2曲のほかは、おなじみの蘇州夜曲、何日君再来、クラシックものではハンガリー舞曲、トルコ行進曲をアップテンポで弾く珍しさ、ムソルグスキーの「熊ん蜂の飛行」の技巧の鮮やかさには驚嘆した。曲間の日本語のトークも慣れたもので愛嬌たっぷりで満場の人気を さらっていた。益々日本のファンも増えることだろう。

Last Update: Jun.28,2007