香取由夏ピアノリサイタル reporter:川村加奈子(109期) 香取由夏ちゃん。私達3-10のクラスメイトでした。当時はみんなから「香取」と呼ばれていて、やっぱり今あっても「香取」は「香取」…… 舞台に出て来た彼女は、真っ赤なロングドレスに長い黒髪がとっても素敵でした。凛とした表情で、少し緊張した様子が伝わってきました。 ひとたびピアノに向かうと、ふうっと息をついて集中。そこからは香取ワールド!流れるような指の動き、体全身を使って表現。わたしはただただ見入ってしまいました。曲目や難しいことは全くわかりませんが、彼女が海外で練習に励み、真剣にピアノに取り組んで来たということが、演奏からビシビシと伝わってくるようでした。 客席にはクラスメイトや先生方など懐かしい顔ぶれがちらほら……演奏終了後には友達と一緒に楽屋へと駆け付け花束をわたすことができました。 もうそこにはさっきまで舞台の上に居た彼女とは全く違う、普段通りの顔の彼女がいました。ほっとした様子で満足そうでした! ずっとウィーンで修行してきた彼女。しばらくは日本にいて、また10月からはウィーンに戻り、さらに精進していくということです。これからもどんどん活躍して欲しいと思います。今回のリサイタルでは、私達同級生は特にとてもいい刺激をもらいました。フィールドはそれぞれ違えど、自分の進む道で頑張っていこう、という元気とパワーをもらいました。次の演奏会も是非とも足を運びたいと思います。 |