六稜ト−クリレ−【第18回】 「アニメと写真で語る手塚作品 『ある街角の物語』に秘められたもの」 岡原進(59期)さん
reporter:高橋英雄(100期) | ||||
岡原さんがカメラマンになられて手塚さんと再会したのは17年振り。背も高くなって北野時代とは印象が変わったのに驚かれたと言います。 二回の虫プロ訪問からしばらく後、1979年にも岡原さんは手塚さんの写真を撮られています。41期の黒田了一さんの大阪府知事選の応援風景です。岡原さんは、北野の先輩というだけでなく、革新府政だからこその応援だったのではないかと話されました。そして、手塚さんが生前、紫綬褒章の辞退のため自ら文部省に足を運んだエピソードも紹介されました。 今回のアニメ「ある街角の物語」もそうですが、こうした姿勢は手塚さんの首尾一貫したものだと、岡原さんと同じく僕も思いました。そして今回のお話で、その原点が北野時代だったような気もしています。 岡原さんのざっくばらんな語り口は満席の会場を大いに沸かし、時の経つのも忘れる楽しいトークレーでした。
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