平成17年2月12日(土)、北野77期は卒業40周年の同窓会を開催した。これまでは毎年大阪・東京でそれぞれ同窓会を開催してきたが、今回は全員参加の同窓会にしようとの声で、大阪・東京合同幹事11名による幹事会を立ち上げ、同期生全員にメールと葉書で案内状を送付した。
会場は、昨秋同窓会館でクラス会を開いた幹事のアドバイスで同窓会館に、食事は近くのホテルからケータリング、2次会はホテルのラウンジを利用することとした。
「新校舎探訪」はもとより、「当時の思い出の校内を見学してみませんか?」との案内状により、85名が参加した。北野への懐かしさは当然として、遠慮なく学校の門をくぐれる嬉しさが、この多数の参加になったのであろう。
40周年というセレモニーに、なるべく多くの方が係われるように工夫した。一つは、当日配布したファイルの出席者名簿に、名前の横に各学年時のクラス名を書き入れ、何年の時何組だったかが一目で判るようにし、話題の一助とした。担任の先生の一覧表・校歌・新校舎配置図、さらに出欠の返信葉書やメールに添えられた「近況報告」も加えた。
また他方では、当日参加できなくてもお酒で参加をと、自宅に眠っているお酒のカンパを呼びかけた。高知からは鏡開き用にと大きな菰樽を届けるとの知らせがあった。77期40周年を「7本の地酒の入った樽を、7本の槌で割り、40個の枡で祝う」趣向で、ひときわ会場に花を添えた。心のこもった種々の美酒を、みんなで心置きなく堪能し、旧交を温めた。
そして何よりも圧巻だったのが、スライドショーであった。幹事の一人が高校時代写真部に所属し、当時の授業風景・遠足・体育祭などを写した膨大な数の「ネガとベタ焼き」を、アルバムに保管していた。それをベースにみんなからも写真の提供を求め、CDに仕立て、スライドショーを実施した。画面の、夢と希望にあふれたまだ幼さの残る顔からは、ひたむきさが伝わり、BGMに使われた校歌や応援歌が、参加者の気持ちを盛り上げた。セピア色の写真の一枚ごとに、各テーブルでは歓声が上がり、紅顔の美少年・美少女の頃の懐かしい時代に、あっという間に逆戻りした。このCDは、当日会場で配布、「これは秘蔵のCDや。帰ってからもういっぺんゆっくり見よ〜!」と、前述のファイルとともにみんな
大事に持ち帰った。
今回卒業以来初めて同窓会に参加した20数名も、久しぶりの再会に時間を忘れて話し込んだ。またたく間に予定の時間は過ぎ、名残を惜しみながら次回の再会を約束して散会した。
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