六稜NEWS-041128
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呉港高に惜敗〜マスターズ甲子園
reporter:中本圭一@97期
11月28日、快晴。黒い絨毯のような感触を楽しみながら私たち六稜野球部OBチーム総勢33人は甲子園球場のグラウンドを踏みしめました。昭和27年以来、実に52年ぶりです。
今年から始まったマスターズ甲子園は全国の元高校球児が母校のOB・OGとして再び夢舞台を目指す大会です。地方大会を勝ち抜いた4チームに加え、第1回ということで全国から応募したチームから2チームが試合を行うのですが幸運にも私たち六稜OBが選ばれたのです。
とはいえ現役を引退してからほとんど硬式のボールを手にしていない選手が大半、事前に集まりノックやバッティング練習を行ったものの一抹の不安を抱えながらの当日でした。
グラウンドが素晴らしいのはもちろんなのですが驚いたのはボランティアの方々のサポートです。開会式、閉会式の楽曲、試合中の応援演奏は地元の高校の吹奏楽部のみなさん、さらにはチアリーダーまで登場しまさに夏の甲子園そのままの雰囲気の中試合が始まりました。
スコアボードに刻まれる「北野」の文字に胸が熱くなります。スタンドからは選手たちの奥様、お子さん、彼女から声援が飛びます。恥ずかしながら我が家も妻と3人の子供、両親と一族郎党が集まりました。
相手もかつて全国制覇の古豪、広島の呉港高校。両チームとも譲らぬ投手戦で、1点を先制しますが直後に逆転され2対1の惜敗。しかし参加した選手全員が甲子園を満喫し、球児の顔に戻った一日でした。
スタンドではオールドファンが懐かしむ胸の六稜マーク。あらためて北野で野球をやっていて良かったと思うとともに、その伝統を実感しました。そして当日、私たちの応援に駆けつけてくれた現役の選手諸君!ぜひとも来年の夏、照りつける太陽の下あの素晴らしい球場に立ち、わたしたちOBとともに校歌を歌おうではないか。
Last Update: Dec.8,2004