六稜ト−クリレ−【第11回】 映写会「戦争と北野〜昭和11年頃の学生生活」
reporter:則松照也(58期) | |
昭和11年は、まだ日中戦争の前年ということもあってか、映像に何となく余裕があり、のんびりした感じが伝わってきます。野営行軍、こんなに教官がいたのかなと思うほど多かったですね。なかでもチン特さん(佐野教官)が一番目立っていましたね。 大正14年に始まった中等学校以上の学校における軍事教練が、第二次大戦に入ってピークを迎え、配属将校(陸軍現役将校、日中戦争以後は予備役将校)が、教練のみならず、生徒の学校生活全般にも口を出すようになり、軍国主義色が濃くなり、大変苦しめられた思い出があります。 体育祭の映像には、なつかしい先生方が映っておられましたが、余りの若さに驚いて名前を思い出すのが大変でした。 後での話合いでは、カレやん(鈴木先生)、ネコさん(平田先生)、ガキさん(梅垣先生)、馬さん(高田先生)、浪ちゃん(加藤先生)etcを見つけたということでした。 そういえば、逆立ち大好きだった浪ちゃんの影響で、体育祭の種目に「逆立ち歩き」が映っていたなと思わず笑ってしまいました。 貴重な映像を見せていただいて有難うございました。撮影者の鴻池さんはもとより、編集、構成、映写に携わっていただいた皆さんにお礼申し上げます。 平成16年8月9日 |