六稜NEWS-030614

     
    八木啓代ライブ in OSAKA
    noche bohemia

    reporter:尾崎有紀(113期)


      6月14日(土)。小雨が降る中、大阪idd WORK SHOP(都島区)で八木啓代さん(92期)のライブがあった。そこは不思議な会場だった。商業ビルの地階へ足を踏み入れてみると、足踏み式ミシンが置いてあったり、釣り電灯に蹄鉄がぶら下がっていたり…カントリーな田舎屋を象った、正にボヘミアンな様相がとってもアートな会場であった。

       
      八木さんがステージに立たれるや否や演奏が始まった!!「そんなふうに人は生きる」。八木さん独特の不思議な声が会場を包み込む。共演の吉田幸生さん(Piano)、西本諭史さん(Guitar)との息もピッタリ。ステージと観客が一体になれる距離感であった。

      歌の合間に大阪弁の楽しいトークを挟んで、日本とメキシコの両方に住まいを持つ八木さんならではの…実体験に基づいた日本とメキシコの文化の違いについて、ユーモアを交えていろいろと語ってくれた。

      第一部はラブソングが中心で、最後のシメの一曲はライブの中で唯一の日本語の歌「あなたのために」。日本語歌詞は八木さん自身の作だそうだ。

      休憩の間も旧知の観客と楽しくおしゃべり。

      続く第二部はメキシコではかなりメジャーなナンバーばかり。日本で有名な「いかにもメキシコらしい曲」が、必ずしも現地で日々歌われている曲とは限らない…というような愉快なトークを交えての2時間は、あっという間に過ぎてしまった。前日の神戸でのライブの疲れも見せず、全12曲を熱唱した八木さん。大阪のボヘミアの夜は、いつしか雨もあがっていた。

      ※今宵の演奏曲目
      1. そんなふうに人は生きる Se Vive Asi
      2. わたしのすべて Todo y Nada
      3. 確かに私たちは Lo Cierto Somos Nosotros
      4. あふれる愛 Tanto Amor
      5. 2輪のくちなし Dos Gardenias
      6. あなたのために Por Ti
      (intermission)
      7. 天使のための歌 Para Un Angel
      8. 涙をこらえて Vencida Lagrima
      9. 騎士 Le Chevalier
      10. アルフォンシーナと海 Alfonsina y el Mar
      11. 人生よ、ありがとう Gracias a la Vida
      12. この女 Esta Mujer


    Last Update: Jun.21,2003