reporter:坂口和彦(90期)
幹事の方との直前の打ち合わせにより、会館内うしろ側の階段部分に整列し、35人の稜声会メンバーでア・カペラ(伴奏無し)合唱3曲を歌わせていただきました。ミニ・コンサートで少しでもイベントに協力できたこと心よりうれしく思います。
演奏してみて率直な意見を申し上げます。
新会館ですが音楽演奏にしぼって言うと都合の良い点とそうでない点を感じました。小さな音でも拾うので、マイクなしの生音による独奏(唱)や少人数(2〜10人)編成の器楽・声楽アンサンブルには向いているでしょう。200〜300人ぐらいが入るホールと考えれば使いやすい広さです。
逆に音が響きすぎ(残響が長すぎ)てすぐに音量が会館の空間に飽和してしまいます(大浴場に少し似た感じ)。歌い手からすると自分の声がよく判別できず、ますます大声を出してしまいがちになります。結果、聴衆にとってはやかましすぎるということになります。これは迫力があるというのとは別次元の話です。したがって人数が増え ると歌いにくくなります。壁に吸音板等を設置すればかなり改善できると思います。
それから新会館を小コンサートにも対応できるようにするためにはピアノ(小型のグランドピアノ)はどうしても必要でしょう。
新六稜会館が音楽活動の発表の場としても有意義に利用されること心より期待します。
実は、現役北野高校コーラス部が部員減少のため3年前に休部となり今は活動していません。現在北野高校では、毎年2月に「文化芸術祭」という催しが学校行事として行われています。そこではクラス対抗の合唱コンクールや楽器演奏などが行われています。なんと希望者が多数なためオーディションで出演団体を決めているほどだそうです。
そのような音楽熱が北野高校にあるのなら、と現役コーラス部復活の願いをこめて、去年と今年の2回、稜声会合唱団がその「文化芸術祭」に特別出演させていただきました。もちろん、我々コーラス部OB・OGの親睦を主目的とした活動ですが、なんと今年は現役生有志約10人が加わっていっしょに歌ってくれました。彼らがコーラス部復活のキーマンになってくれれば、と期待しています。
最後に宣伝ですが、
稜声会は今年の夏、単独演奏会を行います。現役生有志も交えてのステージ、ぜひとも聴きに(見に)お越し下さい。
稜声会合唱団演奏会(第4回北野コーラスフェスタ2003)
8月3日(日)午後1時30分開演予定 |