古書ボランティア2003
reporter:谷 卓司(98期)
昨年、のべ240日・人もの貴いボランティアの手によって基礎台帳づくりが整備され、NITTSUのダンボールおよそ300箱に一旦収納された古書(推計約8,000冊)が、ようやく六稜会館B1Fの収蔵室へと納められる日がやってきたのです。
移動式書庫の関係で一度期に大勢の人が作業できない所為もあって、この日集まったボランティアは選りすぐりの精鋭6名(笑)。隊長の河渕清子さんを筆頭に、同期の64期から岩本裕子さん、興津純子さん、山口敏さん。68期から熊谷温子さん、佐野広子さん。
塗装用の覆いが被せられていたため「この会館、一体どこから入るんや〜」状態の6名は、朝10:00に地下収蔵室へ集合。校内の先生方が、春休みを献上し寸暇を縫って半分ほどのダンボールから箱出しを済ませてくれていたおかげで、残る150箱あまりの古書を、レール可動式の書庫へと収蔵して行きます。
昼食後、六稜WEB取材班の矢野さん(101期)もわざわざ有給を取って、デジカメ片手に駆けつけてきたところを、当然のごとく手伝いに組み込まれて(笑)…わずか半日ですべての作業工程を終了しました。
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「家でこれだけの貢献をしたら、さぞかし嫁さんに感謝されるやろな〜」とは、黒一点の「クラフトマン」こと山口さん。ン十年前(?)に瀬戸内の花嫁を貰った山口さんは今、ご夫婦でインターネットにはまっておられるのだとか。そういえば昼食の時も、話題はインターネットから始まって、ADSL vs CATV、尊厳死のサイト…などなど。悠々自適なサイバー熟年は、世の「キーボード・アレルギー」ヲヤヂの苦労を尻目に、IT化も難なく謳歌されているご様子でした。
同窓会事務局からの「三時の差し入れ」のコーヒーで乾杯をした後、「仕事師」の一行は手際よく撤収作業に入り、解散。それぞれの二次会へと消えて行かれたのでした(笑)。ありがとうございました。