reporter:今城文雄(78期)
本年の観梅会は例年に戻って2月の最終土曜日(22日)に開催された。厳しかった冬のせいか曇天にもかかわらず春を待ちわびる100名近くの参加者が梅林公園記念碑前に集った。参加者多数のため幾つかのグループに分かれて記念写真を撮った後、宴の会場KKRホテル大阪14階オリオンの間に移動した。
宴会の出席者は73名であった。12時をまわって新原章弘事務局長(65期)から新六稜会館についての話…正式な竣工はまだだが、既に事務局は移転済みで、同期会の会合や幹事会などにも使用可能とのこと…の後、平野豊氏(64期)の乾杯の音頭で宴が始まった。
同窓会名誉会長・中垣芳隆北野高校校長は一つの悲しいけれど良い話として昨年逝去された野尻教諭の教育にかけらられた情熱とそれに答えた教育委員会のこと、一つのとっても良い話として断郊競争での最終走者に対して自発的に大勢の伴走者が現れたことを紹介された。
しばらくの歓談の後、昨年に続いて大阪ボランティアガイド協会からのお二方からお話を頂いた。濱口氏(左)は大坂冬の陣・夏の陣での大坂方の武将・木村重成、真田幸村、大野治房の話を、また植野氏(右)(氏は高校時代、大庭脩氏(57期)から歴史を学ばれたとのこと)は梅の名前にまつわる話…「武蔵野」という品種は花の径が4cmと日本の梅では最大であるが、その名前は落語の「酒粕」にも通じていることなど…をされた。
金鹿酒造の植田伊織氏(73期)は昨秋にできた新しい純米酒『六稜』…題字は森繁久彌氏(44-45期)が揮毫…を紹介されながら、3月15日に催される「金鹿キキ酒会・六稜蔵びらき」への案内を述べられた。
そこここでなごやかな歓談の輪が広がり、記念写真が撮影されるうちに午後2時となり、再び平野豊氏の音頭で校歌を斉唱した後、来年の再会を約して万歳三唱で今年の観梅会は終了した。