78期からは、連続出場記録を絶やしてはならぬ思いの横井・藤田・田原のサンゴトリオ(*)が参加しました。団体戦は72期が優勝。78期は62/63/100期との混成チームとして闘い、11チーム中8位の結果となりました。個人戦は4位に横井が入り、78期の意地を見せました。跳賞も40位をしぶとく田原が獲得し、78期の運の強さを見せました。
団体戦、個人戦ともダブルペリアのネット勝負。ネット上位者のグロスは92,90,94,93(←横井)で、やはり90台初めに集中。ベストグロス賞は68期の上条氏が獲得、そのスコアはなんと35,38の73、ワンオーバー。あの雨まじりの強風下で驚きのスコア。
サンゴトリオの道中は、思いもよらず金髪(染)キャディ同伴で始まった。若い組には付かないとのことだったがと、三人不審に思ったが。木の間に打ち込んだ横井は、「こんな時は一手をかけて本手を打つもんや」と言い、ヒールに引っかけてコースの端に打ってしまった藤田は、「そっぽの手やったなあ」と言う。キャディには何のことやら分からない。強風と雨では集中力が続かない。うまく当たらずくさってしまいそうになる。そんな時、「人生は修行なのだ、と思えばええんや」と誰かが分かったような顔でいう。キャディは律儀に「旗は端から何ヤードです」と毎ホール言う。初めは有り難かったが、切れてしまった者には「もうそんなんどうでもええわ」。「なんやそれ、人生は修行や言うたんは誰や、なあキャディさん」と、横井と藤田が同時に言う。「ほんまやわ。信者が裏切られた思いや」とキャディさん。思わず全員大爆笑。
なんだかんだと言いながら、切れそうで切れなかった横井。後半6,10,6と続いた後に2連続バーディをもぎ取った精神力は特筆もの。あとの二人のことは言わぬが華、おいておきましょう。
最年長、62期の山本次郎さんから、「ポツダム人格者」(だったはず)の話を聴きました。軍国主義者だった校長が終戦とともに「民主主義、民主主義」と言い始め、学生連中から総すかんを食らい、三高生が仕組んだ同窓会がつるし上げ集会になった話などなど。無試験で入った人間が100人いるとの63期の坂内、黒川両氏からは、校庭での穴掘りや産業道路沿いの家倒しの話を伺いました。歴史の証言者、特に山本さんは雄弁でありました。
●チームネット順位
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●個人グロス順位
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