2002年3月23日(土)の「昭和校舎さん、ありがとうの会」は好天にも恵まれ、多くの同窓生、特に80期代、90期代そして100期代の方々のご参加を得て無事開催されました。大盛況でした。受付となった昭和校舎1階東側の会議室では、旧友との再会を懐かしみ、同期の方々同士でのお話に花が咲き和気藹々とした雰囲気に包まれて、折りからの花冷えにもかかわらず熱気が充満していました。会は13:00からスタートしましたが、特にかっちりとしたプログラムはなく、ご自由に校内を見て頂き、皆様にお楽しみいただく企画として実施しました。昭和校舎屋上開放も行われ、撮影会も交えながら16:00に散会しました。
記念授業については、福田先生の「物理法則と物理量」と題した名講義や、御堂岡先生のフィボナッチの数列から黄金比に至る論理的な授業には、受講者の皆さんも高校生時代に戻って活き活きとした若々しい顔になっていたように思います。詳細報告は後程するとして、ふたつの講義とも、40名の教室に70名近くの受講者が詰め掛け、むんむんとした熱気ほとばしる中で記念授業が行われました。
上は54期の先輩から113期の超若手まで、当日惜しくもご都合で参加できなかった方も含めて、150名の方々のご参加で「昭和校舎さん、ありがとうの会」は、実施されました。中心は80期代、90期代の働き盛りの方々が多く参加されました。幼い子供を乳母車に乗せてご参加戴いたカップルもありましたし、幼稚園前くらいの娘さんを連れてお父さんがきていらっしゃたお姿もお見受けしました。
また、203号、204号教室に昭和校舎へのメッセージボードを設けましたが、本当に多くの昭和校舎へのメッセージが書き込まれました。ありがとうございました。多感な青春時代の「思い出」多いこの校舎での自らの学生時代を振り返る事によって、今の自分の生きざまを、見据えることにも繋がるのでしょうか?
ある卒業生の方は「この校舎の匂いを共有できるのは、この教室で授業を受けた今年の1年生までなのね」と印象的なお言葉をおっしゃっていました。まさにひとつの時代が過ぎ行こうとしているのですね。25日の月曜日からは机や椅子などの什器備品が、昭和校舎から平成校舎へ移動します。もう、あの教室はなくなります。その最後の瞬間に立ち会えた幸せを、今、感じてます。
たくさんの同窓生の方にご参加頂きまして、ありがとうございました。会の状況をご報告するとともに、「昭和校舎さんありがとうございました」の念をまた新たにしました。さらにこの場をお借りしまして、今回の企画にご参加頂きました皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。