reporter:谷 卓司(98期)
会館NEWS(Dec.7.2001)でもお伝えいたしておりますが、この度、その4ケ月間にわたる記帳作業がすべて終了いたしました。後は、同窓会館の地下収蔵庫が完成するのを、今か今かと心待ちするのみです。
なお、第2新館がセミナーハウスへ生まれ変わるための改築工事のため、古書はその保管場所をいったん移動させねばなりません。そのための箱詰め作業が、さる3月2日、91期の有志の手を借りて行われました。
「この手のボランティアは『人海戦術』やからね。記帳に尽力された先輩方を目の前にして、ボクら若手も黙って見てられん。何かあれば手伝うよ。平日はしんどいけど、土曜で都合のつく範囲なら…」と黒木敏郎さん(91期。常任理事9099政策推進担当)。
「母校の古書整理を肴に一杯飲もうや」と同期の有志に声をかけ、それぞれ多忙の日々を送る40代、7人が貴重な土曜日の午後に母校へと集結しました。
ダンボール箱を組み立てる役、書架の蔵書を箱詰めしていく役と…各々が、まるで計ったかのように自発的に、次々と業務がこなされていきます。重量が30kgを超えて持ち運びしにくくならないよう、1箱1箱を計量して行きます。こうして時間の経過とともに書棚の古書はみるみる梱包されていきました。
予定していた17時を大幅に超え、初春の夜の帳がすっかり降りて、辺りが薄暗くなった頃、すべての古書が総計270個余りのダンボール箱へと詰め終わりました。「今日はどうもお疲れさまでした〜」全員が口々にお互いを慰労する言葉を掛け合いながら、91期の有志7人組は、汗を癒すに絶好の冷たいビールを求めて、夜の十三・居酒屋ストリートへと繰り出されたのでした。
1冊1冊の書誌データが書き込まれた5,000枚に及ぶ記帳用紙は、この後、第2次ボランティアの手を待って、順次、データベース化されて行く予定です。
係では、皆さんの温かいご協力の心をお待ちしています。
Excel等の表計算ソフトでの入力が可能な方(自宅作業OKです)、是非ご連絡いただけますようお願い申し上げます。