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reporter:岩本裕子(64期)
今年は新原事務局長(65期)が力を入れて多数の案内状を発送されたことが吸引力となったのか、昨年の2倍もの参加者があった。41期の乃木一雄大先輩が益々壮健なお姿を見せて頂いたのは嬉しいことであり、最も若い期の出席者は杉原良介さん(111期)で未来の担い手として会員の期待の大きいところ。この様に70期の差を越えての集いはまさに北野ならではと言えるであろう。
梅林の奥まった場所に置かれていた記念碑も今年から見栄えの良い場所に移された。その前で例の赤い陣羽織を着用された佐野哲郎先生(61期)の指揮下に校歌を声高らかに歌い上げ、一時来園者の耳目を欹たしめた。
その後KKRホテルに会場を移しゆっくりと会食と歓談の時を持った。梅林の管理に当たられている澤陽一氏を招き、梅林植栽の珍しい品種について興味深い講話を聞き、次いで大阪城公園ボランティアガイドの浜口氏が大阪城の歴史と昨年11月開設した大阪歴史博物館の紹介、館長の脇田修氏(62期)が先日NHKテレビの「その時歴史が動いた」にゲスト出演された時の話など引用しながら持ち時間15分で話を手堅く纏められた。
続いて新原事務局長の司会で、各期毎に壇上へ上っての紹介には熱のこもった挨拶でどうしても時間の長くなるのは自明の理であろう。福田規雄氏(60期)が自作の漢詩「錦城梅林」を披露される場面もあった。テーブルを離れ交流しそれぞれに歓談は尽きずの思いを抱きながら名残惜しい盛会のお開きとなり全員起立して校歌斉唱の後北野高校の万歳三唱と拍手でしめた。