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reporter:石田雅明(73期)
まずは多目的ホールをお借りして秋田校長先生のお話を静聴。いつもながらの中身の濃いお話に、校長先生より僅か1年遅く生まれただけの同期生、すっかり現役生徒のごとくおとなしく聞き入っておりました。
次に募金委員チーフの久保学年理事から同窓会館への募金を熱くお願い。その場で数名が募金をしてくれたので効果がありました。
多目的ホールを出た一同は、鎌田先生(81期)の先導の元に新校舎をくまなく見学。その立派な建造物に感心しつつも、片隅に残された旧校舎へのノスタルジアも捨てがたい風情。見学を終え、30年前(卒業10周年)に植樹した懐かしの記念樹「金木犀」の元に参集。実は、この金木犀は旧図書館の片隅という陽の当たらない場所に植えられていたため、見るからにみすぼらしく発育不全状態であったのを、学校にお願いして陽の当たる一等地に移植したばかり。
同期の近藤君が趣味の陶芸で立派な陶版を作ってくれ、ささやかな除幕式を執り行った次第。
ピロティで記念撮影をした後、食堂で懇親パーティー。80才に近いという先生方を含め7名の先生に順番にお言葉を拝聴。どの先生方もお元気そのもので、我々といつの間にやら年齢が急接近したような錯覚にとらわれました。
最後は十年近い闘病生活から復帰を果たしたばかりの、73期のアイドルである、当時の応援団長竹村君がエールを切り、校歌斉唱。その復活の姿に涙する者も多く、実に感動的なひとときでありました。
二次会、三次会と、今日は一日喋りっぱなしの、来年還暦を迎えるとは思えない若々しい気分に浸った120名でありました。折からの猛暑、しかも多目的ホールにも食堂にも冷房が無く、全身汗まみれの同窓会でした。同窓会にもっとお金があれば、空調設備も整えられるのになぁ。
73期はほぼ毎年大阪で開催しているミニ同窓会、東京ではこれも毎年開催の東京73期会、そして5年ごとの全体同窓会というビッグイベントの他、毎年木曽駒高原で開催しているゴルフや観光、東京主催の旅行会、その他なにかあれば集まってワイワイにぎやかに親交を深めています。
数年後には多くの同期生が隠居生活に入ることになるでしょうから、ますます遊ぶ機会が増えるというもの。この5年間で6名の仲間が亡くなり、黙祷を捧げましたが、次の5年間では黙祷が必要の無いように、全員元気で再会したいとつくづく思った次第です。