六稜NEWS-010426
釜江尚彦氏(69期)「企業技術者としての人生」より
潜入!!「知的世界への冒険」
reporter:谷 卓司(98期)
阪大との連携に至る下地ともなった講演シリーズ「知的世界への冒険」。大学や社会の最先端で研究/活動を進めている方々を母校にお招きし、これから大学を目指す在校生に、その専門テーマについてわかりやすく語っていただく…という趣旨のもと、既に会報(No.36)でもお伝えしましたように、今年も9月までに全7回の講演が予定されているそうです。
4月23日(月)15:10〜
「宇宙科学・宇宙開拓と宇宙太陽発電所」
松本 紘さん(京都大学宙空電波科学研究センター教授)
4月24日(火)15:10〜
「21世紀に何を食べるか〜遺伝子組換え食品」
村田幸作さん(京都大学食糧科学研究所教授)
4月26日(木)15:10〜
「技術者人生〜企業技術者として行ったこと、考えたこと」
釜江尚彦さん(69期、財団法人イメージ情報科学研究所技術統括
前ヒューレットパッカード日本研究所所長)
5月7日(月)15:10〜
「こころのケアと癒し」
菅 佐和子さん(京都大学医療技術短期大学部教授)
5月9日(水)15:10〜
「偽物と贋物〜美術作品の真贋判定とはどのような行為か」
圀府寺 司さん(88期、大阪大学大学院文学研究科助教授)
一般参加も可能…ということで、近く『われら六稜人』にも登場いただく予定の釜江さん(69期)の講演に潜入してみました。放課後、新校舎・視聴覚室を埋めた聴衆のうち、制服姿の生徒が約23名。保護者と思しき大人が49名。このうち半数は同期の69会のメンバーが応援(冷やかし?)に混じっておられたようです(笑)。
戦後の混乱期に焼け跡で草野球とトンボ捕りに明け暮れた内気で目立たない釜江少年は、北野高校で勉強と読書に本気で取り組んだ。山歩きが好きで、京大進学後も「熱意がなく工夫のない講義」に飽きたらず、国内の山という山を制覇。そうして山岳熱が高じて(?)、フルブライト留学生として渡米。スプートニクショックやJFK暗殺を間近で体験しながらイリノイ大学・大学院博士課程を修了。技術や給与の面での圧倒的な日米格差に後ろ髪を引かれながらも帰国を決意。電電公社の横須賀研究所に就職し、世界に先駆けファクシミリ通信方法を開発する…
詳細は『われりく』にて、近日公開。乞うご期待!
Last Update : May.5,2001