六稜NEWS-010303
     
     
     
     
     
     
    21世紀最初の
    六稜「金鹿」きき酒会

    reporter:矢野修吉(101期)



      まだ冬を感じさせる冷たい雨の前日とはうってかわり、気温も13℃をこえ、当日は桃の節句でもあり、まもなく訪れる春を期待させる晴れやかな一日となりました。
      20世紀からの恒例の行事である「金鹿」蔵出しキキ酒会は、新たなる世紀を迎えたせいもあってか、去年よりまして多い約120名を超える参加者でにぎやかな雰囲気を見せました。
      お詫び:六稜Web上では開始時間が午後2時と記載してありましたが、午後1時の誤りでした。参加者および読者には事後のことながらお詫び申しあげます。

      午後1時開始。初めて参加された方や酒作りに興味がある方は、最初事務所内でスタッフがお酒ができる工程を15分ほど説明され酒蔵の見学に入りました。
      酒蔵の中は非常に外の空気とは違ってひんやりとぴんと張り詰めた雰囲気があり、その中で作業されている杜氏さんが酒造りをしている姿も見受けられ、心をこめて酒を見つめていく姿勢を真のあたりにし、初めてみる人にとってはかなりの感銘を受けられていた様子でした。

      その酒蔵見学の一方で、酒宴の席では今年蔵出しの清酒や濁り酒やしぼりたてを味わいながら、また恒例の大なべにところ狭しと具が一杯はいったおでんに舌鼓を打ち、老若男女先輩後輩関係なく、あちこちのテーブルでさまざまな話で盛り上がりを見せ、テーブル間を頻繁に移動しては、出会いの喜びの声をあげる風景も多く見られました。その後、酒蔵見学の人も合流し、また去年からのメニュー「酒なべ」も加わり、そのせいもあってかさらに酒宴の席は大きな賑わいを見せました。

      また事務所内では恒例のきき酒コンテストが行われ、アルコール度と甘辛度の2つについてそれぞれ3種類を判定するものであり、参加したかたは、何回も飲み比べつつアルコールでフル回転の頭脳を働かせて回答していました。

      そうした酒宴が2時間ぐらい続き、その途中には酒宴手前の壇上で、世話人の石田さんから灘酒造社長である植田伊織さん(73期)および専務であるご子息が紹介され開催の挨拶をされたり、ラグビー部の御大である自見弘之さん(70期)も挨拶されました。
      そして皆さんが待ちに待ったきき酒コンテストの結果が発表され、60名余りの参加者中、約30%の方が全問正解され、植田社長および専務から商品の贈呈が行われました。
      今年もやはり女性の正解率が高かったようです。男性は4、5人名前が挙がる程度でした。

      もちろん最後はいつもの校歌。参加者全員が肩を組み合い、世話人で元応援団である石田さんの切れのあるリードによる校歌斉唱のあと、「フレーフレー北野、フレーフレー金鹿」のエールでお開きとなりました。そのときには明るかった青空もやや夕日を帯びてすこし赤く染まっていました。

      植田ファミリーおよび金鹿のスタッフの方々、世話人の方々本当にありがとうございました。 また来年もより多くの参加者を期待したいと思います。


    Last Update : Mar.8,2001