六稜NEWS-000126

    タイムカプセル水浸し




    reporter:谷 卓司(98期)



      今から15年前の1985年。母校の創立112周年を記念して旧制北野中学の碑が、当時校舎のあった北区芝田2丁目(現在は済生会中津病院)に有志の手で建立された。石碑の下には、当時の名簿や想い出の学帽などがニューセラミック製のタイムカプセルに詰め込まれて埋蔵されていた。

      今回、中津病院の増築工事に伴って、石碑を一時移設せねばならなくなり、15年振りの「記憶」が掘り起こされることとなった。カプセルの中には永年の雨露がどこからともなく沁み込んだと見え、貴重な史料はすべて水浸しの惨禍にさらされていた。

       
      今後、同様な「タイムカプセル」を企てている諸氏には、ぜひとも万全の防水対策を講じていただきたいと思う。

      なお、今回の史料は…目下、山元事務局長の手で乾燥できるものは乾燥し、交換できるものは交換して…再び、しばらくの眠りに戻っていただく予定となっている。


    Last Update : Jan.28,2000