一 入学してから五年間
いつもサボッてガマさんに
しぼられ通した代数、幾何
取った赤点思い出す二 昨日サボッた天罰で
今日はやりくり一夜づけ
友よぐっすり眠れたか
明日の試験は手強いぞ三 弱胃袋の痛みをも
押して頑張る蟇蛙
入試思って無理するな
何で眠るか生徒達四 伊達にゃ買はぬ軍中膏
頭にぬって戦へば
不思議に力が盛上る
ガマよ喜べ勝どきだ五 貴方の御陰で難問も
解いて合格この凱歌
誰も及ばぬ天晴れの
授業は長く忘れぬぞ
「踊り歌」
井原節三(62期)
六二会に出席するにつけ諸兄の御発展をうかがい、在校中の面影を思い浮べ、変らぬ友情を感じつゝ当時の思い出の一つとして先輩・同輩より受けついで来た、踊り歌などを書きとめて見ました。