十三界隈みてある記
    【阪急編】

    reporter:壽榮松正信(74期)

    阪急十三駅から北野までの10分間。色々な想い出があることと思います。今の十三を写真で追ってみたいと思います。


    【十三駅西口】
    この西口から、毎日通った人も多いと思います。外観は昔も今も殆ど変わっていません。自動券売機や自動改札になったりしたことくらいですか。
    しかし、ホームには全国でも珍しいコンビニやファーストフードの店ができました。何と大阪らしい、その名も「AsSoonAs」。これで「アズナス」と読ませるらしい。

    【喜八洲本店】
    十三西口を出るとまず出迎えてくれるのが、「喜八洲」の酒饅頭です。小さなあんパンほどの大きな饅頭が、6つで840円と今もリーズナブルな値段です。

    もっと歴史のある今里屋久兵衛の焼餅も駅前で売っていますが、数が少なく運が良くないと買えませんよ。

    【小便横丁】
    正しくは波平通り。十三西口を出てすぐ右に曲がるとここに入れます。どの店も安くて美味しいようです。この横丁専用の便所が奥にあるのが象徴的です。

    どの店も狭いので、全部まとめて1つの便所を共用しているのです。

    【十三ロータリー】
    ここで、どの筋を選ぼうか、1) 右側に見える家族的なフレンドリーストリート。2) その次の十三の顔、栄町通り。3) 一番左の十三1番街通り。どれを選ぶかで人生が変わる人もでてきます。人生の縮図を感じます。六稜生はこんな誘惑の中、成長していきます。東口に予備校ができるときに反対運動が起こりました。いわく「ホテル街の真中で教育的環境が悪い」。北野高校はどうなんねん。

    【フレンドリーストリート通り】
    十三西口から北野に向かって進むと、一番右の通りが健康的な商店街「フレンドリーストリート」です。昨年アーケードを全面改築して、すっかり綺麗になりました。家族づれが似合う通りです。

    【栄町通り】
    十三一番の繁華街。硬軟織り交ぜてごっちゃまぜにした食べ物中心の十三の顔です。映画館あり、アルサロあり、寿司あり楽しめる通りです。昔はフーゾクが多かったようですが、今は西中島に移ってしまったようです。

    【十三一番街通り】
    十三西口からみて3番目の通りです。少しマニアの行く食べ物やさんが多いようです。少し奥にはいるとキャバレーがあります。

    【フレンドリーストリートの中】
    家族づれの似合う、健康的な十三の商店街です。元今里商店街まで買い物の中心街です。ロマンポルノの映画館(看板どおり)の前にはお寺もある不思議な通りです。ロータリーにあった1個5円(かなり前です)の「回転焼き」はずっと前になくなりました。

    【栄町通りの中】
    夜にもなると、ネオンが輝き酔客の彷徨う道筋です。十三一番の栄町通りですが、一時のような、呼び込みのおじさんが自主規制でゆっくりしているので、女性の方でも安心して通れます。店から1m以上離れませんので、目を合わさなければおじさん達、諦めます。

    【明朗会計ミス十三】
    栄町通りの中心街にある、1棟全部がフーゾク店のビルです。今日はどの階へ?
    しかし…なにが明朗なのかな。

    【大人のおもちゃ】
    ちょっと裏道にはいると「大人のおもちゃ」店などがあります。子供用のおもちゃは「子供のおもちゃ」ですか?現役の生徒にはちょっと悪い環境ですかね。

    【がんこ】
    「がんこ寿司」の小島社長の顔が象徴する店。同志社大学を出て脱サラをして大成功をした人の店です。

    【うどん屋】
    クラブの帰りに、「ちょっと一杯」というのは大人の話。やはり現役生は食い気一番です。「ちょっと一食」で成長の一端をになっているのですね。

    【アカデミー劇場跡】
    十三にあった3つの洋画専門映画館のうち、北野に一番近かったアカデミー劇場は今は雑居ビルに、また十三駅東口の「弥生座」も、今はマンションになっています。

    【開花亭】
    このホームページの開設準備委員会が母校で行われた時は、決まって2次会にココを利用したものです。必ず空腹でやってくる若者(ばかもの?)が居て…先輩にはさんざん御馳走になりました。

    【地蔵さん】
    サティ(旧ニチイ)の横にある地蔵さんです。70年ほど前にこの近くにあった「鏡が池」で幼い子供さんを亡くした母親の発念で建てられたものだそうです。寄り道した時に見ていたのですが、見落としていませんでしたか。

    【高橋尚文堂】
    1895年から北野とともに生きてきた高橋尚文堂(先代のご主人は34期高橋貞郎さん)も、今年新築されました。北野が中津にあった頃からのおつきあいです。北野が十三に移ってきたときに、この店も移転したそうです。

    【淀川の対岸のビル群】
    断郊競走の時に見た景色は、すっかり変わってしまいました。昭和30年代には阪神、阪急の両百貨店、第一生命ビルあたりが見えましたが、現在はそれらは無くなったり、見えなくなっています。
    赤川の鉄橋から長柄橋、十三にかけて対岸のビル群は、建築博物館のようです。夕日や夜景は特に綺麗です。


    【THE 淀川建築博物館】パノラマビュー
    主な建築物を列挙すると…左から、ピアスタワー、阪急インターナショナル、梅田センタービル、新阪急ホテル、新梅田シティ、ウェスティン、ハービス大阪、ホテルプラザ、大阪タワー、ロイヤルホテル、中之島センター、など。

    【十三公園の前】
    十三公園は、昔の垣根が取り払われ、外から中が見通せるようになり、防犯上も安全になりました。10年ほど前の台風では大きな木が何本も倒れる被害がありましたが、今はきれいに整備されています。

    【成小路小学校跡記念碑】
    新しい校舎が建つあたりに、成小路小学校がありました。その記念碑が十三公園の中にあります。北野に来たときにちょっとよって見て下さい。

    【北野通用門】
    正門を使わず、この通用門をよく利用したものです。十三公園の真ん前。

    【北野校舎鳥瞰図】
    「ホテルプラザおおさか」から見ました。皆さんの思いでの校舎です。この姿もあと少しですね。

    【北野校舎裏】
    北野の校舎を新北野中学の方から見ました。この校舎もあと数年のうちに無くなるのですね。後ろから見ることはあまりなかったのでは。後ろから見てもきれいですね。


    Last Update: Aug.12,1997