北野高校では1990年からアメリカ・ワシントン州シアトルの近くのケントウッド高校との交流を行なっている。90年3月、当時の体育科篠原教諭(柔道6段)が、全国高体連の派遣で同校を訪問し柔道の指導を行なったことが機縁となり、教員の交流が始まり、1992年夏にケントウッド高校生徒2名が来校し、2週間ホームステイ。93年3月には北野から教諭2名、生徒4名が同校を訪問、3週間ホームステイ。以後、同様に続けられている。
近年、教育の場においての「国際化」が図られるようになり、北野高校も95年8月よりAET(外国人英語指導助手)の配置校となった。また、94年からは英語科のカリキュラムの中にオーラルコミュニケーションが入ってきている。こうした動きに加え、先述の国際交流の実績を継続、さらに発展させるために「国際交流基金」創設を120周年(1993年)記念事業の一環として取り組み、募金の成果の内から1000万円をもって設立された。
ただし昨今の低金利の下、利息だけでは維持が困難であるため、六稜同窓会基金の果実からも援助をいただいている。今後将来に向けて基金の額を増やすことが最大の課題である。この趣旨をお汲み取りの上、ご協力をお願いしたい。
住友銀行十三支店 普通預金口座1141617
口座名義 「北野高等学校国際交流基金」
大阪府立北野高等学校長 中垣芳隆