Winnie Law
（大阪府立北野高等学校AET講師）

幼少の頃、私は家族でアジア各国を旅行しました。でも日本だけは…私が訪れてみたいと思い続けたにも関わらず訪れる機会のなかった国の一つでした。今年6月28日に初めて日本を訪れることになって、私は日本の文化や地理、エチケットなどについて書かれた本をたくさん読みあさりました。言うまでもなく、私の日本への期待感は募らざるを得ませんでした。

日本で生活してほぼ3ヶ月が経ちますが、本を読むだけでは決して得ることができなかった実体験が、私を満たしてくれることを知りました。期待したとおり…愉快に私を驚かしてくれる日本での新しい経験に毎日遭遇しています。

私の持っている日本の旅行書には「大阪においしいレストランがたくさんあること」や「人々は親しみやすい」ということが書かれていました。全くその通りだと思います。でも、食べ物がこんなにおいしいとは想像だにしませんでした！たとえば、私の一番好きな日本の食べ物はお好み焼きなんですが…それは私が今まで食べたものの中でずば ぬけてすばらしい食べ物なのです。

親しみやすさで知られる日本人に関しても…これも全く同感です！その「品格ある人間性」を説明する1つのよい例を私は挙げることができます。先日、私は岡山県の倉敷を訪ねました。地元の食堂で昼食をとった後、私は店のご主人に大原美術館がどこにあるのか尋ねたのです。彼女は大変親切で、地図をくれ場所を教えてくれたばかりか、さらに驚いたことに彼女は、私の手をとり自分の店を放ったらかしにして（店番は他に誰もいないのに！）私を美術館に連れて行ってくれたのです。こんなことはアメリカでは聞いたことがありません。

私が驚いた日本の特徴の一つに「すばらしい接客サービス」があります。どの店へ行っても…それがマクドナルドであろうが、一洋服屋であっても…私はいつも心温まる挨拶と暖かい笑顔に迎えられるのです。特にレストランでは、日本人の従業員がチップを期待しないということに本当にびっくりさせられました。