スポーツ大好きオランダ人(?)(その2) | Vanaf vaart water 運河の上から【第6回】

2013年5月12日

永らくこのページを放置してしまいスミマセン!昨年6月に「次回はロンドンオリンピックの話題を書く」とお約束してから、なんと11ヶ月が経ってしまいました!今さらロンドンオリンピックの話題をしても、とっくに賞味期限が切れてしまっているので書きませんが(オランダが馬術でメダルをたくさん取ったので、近所の乗馬クラブの写真を撮りに行ったりはしたんですよ、一応)、去年の夏休みが終わって以来、自分でスポーツをするのに打ち込むあまり、オランダ人がスポーツするのを見て回るのがメンド臭くなっちゃいました(苦笑)。そんなわけで今回は、ワタシがオランダでやってるスポーツの話題です。

自転車で15分のところにある乗馬センター。どの町でも近郊至るところに乗馬センターがあります。馬術が強いわけです。

娘もカヌーを始めました。近所のご年配が乗らなくなったカヌーを譲ってくれたので(手前の白いヤツ)、時々娘と一緒に出かけています。

ワタシが一番熱を入れているスポーツは、ご存知の通りカヌーですが(カヌーの中でも、カヤックという種類のものです)、アルクマール周辺の運河をのんびりと行ったり来たりをしておりました。その他に、秋から冬にかけては毎週日曜日にスピードスケートを習いに行ったり、気が向いたらプールに行って適当に飽きるまで泳いだり、「運動不足にならない程度のスポーツ」をたしなんでおりました。

自宅から自転車で15分のところにある50mプール。北ホランド州の50mプールはこことアムステルダムの2つだけ、しかもこちらは土曜日は終日一般開放です。他に幼児用プールや人工造波プールもあるので、こっちは空いていてトレーニングに集中できます。

日曜午前のスケート場の様子。何人か、スケートレッスンを受けてる人たちも混じってます。ワタシはこの中にいませんが、ワタシもだいたいこんな感じで滑ってます。ちなみに北ホランド州にこのサイズの人工スケート場は4つあります。ここは自宅から自転車で5分。

そんな中、昨年の夏休みに帰国した際、六稜の同窓生と何度か飲み会をやったのですが、その中に40過ぎてからトライアスロンを始めた男がおりまして、高校のときは文化系クラブ、その後もこれといった特定のスポーツに打ち込んだわけでもなかったのに、お子さんの何気ない一言から、あれよあれよと短い期間でマッチョなトライアスリートになってしまいました。 そんな彼に触発され、とりあえず自分も走ってみようと思い、阪急イングスで足にフィットする靴を店員さんに選んでもらい、オランダに持って帰りました。

 

そんなわけで走り始めたワタシですが、もともと走る適性があまりないのか、水泳・カヌーと「立たない走らないスポーツ」を意図的に選んできたせいか、自分のあまりの「走れなさ」に愕然としたわけですが、美しいランニングコースと、ランニングペースをフィードバックしてくれるスマートフォンのアプリ、それに六稜の何人もの同窓生たちから続々と入るマラソン参加レポート等に励まされ、ヒィヒィ言いながらも週末に定期的に走るようになりました。

こんなところを走っています。高校のときは淀川沿いを走りましたが、今は主に運河沿いを走ります。

元旦の日に初滑り。大晦日のバカ騒ぎが明けて、スケート場は午後からオープンします。

秋~冬は日曜日にスピードスケートのレッスンがあったので、走ったのはレッスン休みの週だけでしたが、僅かながらもランニングを始めたおかげか、下半身の筋力が多少改善されたようで、スケート上達にちょっと上乗せがありました。また、春にカヌーを再開すると、こちらは持久力が多少向上したようです。ランニングそのものはまだまだ情けない距離と速度ですが、効果はそれなりに出てきたようで、いつかちゃんと走れるようになれば、ここで詳しくご報告できるようになりたいものです。

 

以上、スポーツが大好きな(のかもしれない)オランダ(に住んでる日本)人のレポートでした。では、今回はこのへんで。

2013年5月12日
小松雄爾(97期)@オランダ・アルクマール在住(ブログ)