笹部桜考(55)


満開の笹部桜(2001年4月)


移植に備えて剪定根切りされた
笹部桜(2002年3月5日)

母校の笹部桜の移植

小林一郎
(78期)

    ずっと懸案だった母校校舎改築に伴う笹部桜の移植が行われました。新校舎建築工事の進み具合で時期的にはかなり遅い目の移植となったのが少し不安の残る所ですが…。前月までに学校・校舎建設工事会社・同窓会植栽委員の何度かの打ち合わせの後、2002年3月5日・6日の両日に、府指定業者の大一植物園と樹木医中嶋さんの手によって強めに剪定された正門脇の笹部桜は予定地のメモリアルウォール前に移されました。


    メモリアルウォール前に無事移植
    (2002年3月6日)

    移植後、一部残っていた細枝から
    数輪の花が咲きました
    (2002年4月)

    成功したかどうかは一年後を待たねばなりませんが、専門家の作業を信頼するしかありません。すぐ横に野田藤の藤棚がしつらえられ、殉難の碑の脇には同じく万葉の森から形良いモミジが移植されます。

    笹部桜が見栄え良く数多く花をつけるには少なくとも五年くらいかかるでしょうが、水遣り、防虫、施肥などのアフターフォローをどのようにチェックするか、まだまだ目を離せません。

Last Update : Jun.9,2002

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