笹部桜スポット(8)
島根県木次町
斐伊川堤、久野川堤、町役場敷地、木次公園、健康の森ほか
小林一郎
(78期)
- 島根県木次町【きすきまち】というところは、笹部さんの後継者と言える久野友博氏(六稜54期)が450本の苗木とともに笹部桜の後事を託された町です。 「桜咲く健康の町」をキャッチフレーズにしているだけあって「日本桜名所百選」に選ばれた斐伊川堤の桜のトンネルを始め町中が桜一色。もはや町有地には新 しく植樹するスペースがなくなってきたなどと役場の産業振興課で色々貴重なお話を聞かせていただきました。
図書館脇に5本の笹部桜の成木が満開、見事に咲いていました。感動ものでした。他にも荘川桜、薄墨桜、馬場桜、権現桜などが立派に咲いていました。町では 50,000本の桜一本一本に色分けした札を付け、台帳を作成し細かな観察と管理を専従の桜守(樹木医)の手によって行っています。木次町では笹部桜を町 の花として積極的に育成し、全国桜サミットなどに参加の折には記念に開催地に植樹、これまでに埼玉県幸手市、宮崎県北郷町、新潟県上越市、東京都中央区桜 川公園などに笹部桜を植えたとの事です。
なお木次町の取り組みついては、本文のシリーズの後ろの方でもう少し詳しく紹介する予定にしています。
Last Update : Apr.23,2000