上山弘子【うえやま・ひろこ】六稜76期。旧姓、城田弘子。兄の同級生でもあり、自らの家庭教師でもあった上山の思想に共感。生涯を共にする決意をした彼女は、3歳になる杉子の手を引きながら、都会の喧騒を離れ、夫とともに郷里の名護へと新天地を求めた。
沖縄本島の北部一帯は山原【やんばる】と呼ばれ、かつて都市化の進む以前に日本各地に存在していた原生の大自然が、今なお残されている地域である。二人は中でも名護市の辺境「大湿帯」【オーシッタイ】と呼ばれる山間部の集落を開墾して、自給自足の暮らしを謳歌している。
今月の六稜WEBは、そんな沖縄の豊かな大地に暮らす六稜夫妻を訪ねます。
●INDEX
収 録●Jul.2-3,1999
オーシッタイ(沖縄県名護市)にて
取 材●小野裕路(76期)、谷 卓司(98期)、
十河里江(107期)
協 力●岩田ヒサ子(71期)、鈴木祥子(76期)