＜同窓会事務局＞
六陵トークリレー 第８９回 山本智英さん（７０期）
「脳科学のトリビア：オードブル式プレゼンテーション」
まず、タイトルから凝っています。
脳に関する雑学をオードブル式にプレゼンするとは、
これ如何に？
「脳科学者ではない私が、メインディッシュのステーキを
提供する訳にはいきません」とのことで、「オードブル式」
と名づけたそうです。
さて、トークの方はと言うと、どうしてどうして、ステーキに
劣らぬ中味の濃いオードブルが提供されました。
講義の次第を少し詳しく申しますと、
①会話をする時の働き
②物を見る時の働き－脳のコビト
③宗教に関する回路
④記憶の特性
⑤ヒトのみが歌う－音楽との関係
⑥笑い返す赤ん坊－ミラー・ニューロンの働き
⑦アインシュタインの脳－二種のグリア細胞の存在
以上、脳に関する話は、奥深く多岐に亘っていますが、
いずれをとっても興味深いものでした。
中でも、①会話－の項では、約一分ほど、英語で講義されたうえ、
向けられた言葉の解読と、それに対応する返し言葉の脳内に
おける働きの解説は、なるほどなあと感じ入りました。
その他、⑥笑い返す赤ん坊、や、⑦アインシュタインの脳の
話も印象的でした。
いずれも、氏の培ってこられた、該博な医学知識に裏打ちされた
コクのある話ぶりは、聴く者を新しい知識の森へと誘ってゆく
迫力に満ちたものでした。
< 森本 武＠７０期＞
Last Update : 2011年10月11日